小野田紀美経済安全保障担当相は23日の定例会見で、中国からのレアアース輸入停止による損害額を質問された際、具体的な推計にはコメントを差し控えると答えた。フリー記者が推定値を示す中、小野田氏はサプライチェーンリスクを低減する取り組みの重要性を強調。一方、記者からは高市政権の対中国姿勢が国益を損なっているとの指摘が寄せられたが、小野田氏は政策は支持率ではなく日本国のためのものであると主張した。
記者の再質問に対しても、小野田氏は自身の立場と政策を堅持する姿勢を示した。

この会見で浮き彫りになったのは、政府と報道の間の溝とこれを埋めるための対話の欠如です。経済的分析や日中関係の悪化による国益への影響を懸念する声に対し、小野田大臣は「特にコメントはございません」と答え、フリー記者の質問に対し結局何も具体的な解答を得られないまま終わりました。
問題の本質は、政策決定における透明性の欠如と情報提供の乏しさにあります。これでは国民も報道関係者も政府の持続可能な経済安全保障政策について信頼を持ちにくい状態と言えます。このような状況を改善するためには、まず第一に、政府が具体的な経済的影響試算を公開し、政策の目的とその背後にある理論的根拠を明確にすることが不可欠です。第二に、会見での記者との対話を重要視し、有意義な議論がなされるよう配慮すること。
第三に、多様な視点を取り入れた政策を実施し、偏見や特定の支持層だけを意識した施策を避けることです。これらの対策を通じて、政府の政策が国民全体の利益に資するものであることが示されるはずです。最終的には、現在のような「何も言わない」姿勢ではなく、より開かれた議論の場を提供することが求められます。音声はなくとも、聞く耳を持つことが、政策の信頼性を回復する鍵となるでしょう。
ネットからのコメント
1、もはや、言っている事が記者ではなく、中国の活動家に感じる。揚げ足取り、言葉の切り抜きをして、また習氏が喜ぶようなネタを提供したいのかもしれないが、この様な日本の国益を下げる事しか考えていない人は、出禁にしても良いのではないだろうか?やはり、スパイ防止法は急務だと思います。
2、この記事の内容が、ユーチューブにアップされていて、私もそれを見ましたが、ほんとに何を言っているのか理解できない。完全に『ある国寄りだな』と感じた次第です。名前までは言いませんが、見ていて不愉快になった。なぜ、あのような考えができるのか?私には理解できない人だと思います。
このような人を相手にしっかりと受け答えをされている大臣に大変好感を持ちました。今後もこのような人が現れるのでしょうが、小野田大臣には毅然とした対応を期待いたします。
3、「一部フリー記者の指摘に対し「ちょっと何を言っているか分からない」と応じた上で、異論を述べた」→異論を述べた???何か?この「異論」の使い方に違和感がある。この場合は「異論を述べた」ではなく「正論を述べた」と書いて欲しいけど、どうせメディアは書かないからせめて「意見を述べた」に変えるべきだよね。
4、莫大な経済的損失が発生しうるからこそ、過度な依存を減らさないといけないんじゃないのか。経済的威圧を武器として使ってくるような国に過度に依存するのは危険だろう。しかもすべてのデメリットを度外視して「すぐに脱却」などとは一言もいっていないはず。ちょっと何を言っているのかわからない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bdced8c97d38de89ff9caa25c0d4d01ad93fcf46,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]