1964年には日本人のぎょう虫寄生率が約25%に達していたため、1958年から学校で寄生虫検査が実施され、その後は検査シートを肛門に貼る「ぎょう虫検査」が普及した。衛生環境の改善や洗濯機の普及、学校での検査・啓発により寄生率は2015年には約0.1%まで低下し、2016年度から学校健診の必須項目から外された。現在も根絶されたわけではなく、一部の学校では自主検査が続けられ、感染予防には手洗いや洗濯など基本的な衛生管理が重要とされている。

かつて当たり前だった検査が姿を消えたのは、日本の衛生環境が大きく改善した成果であり、数字がその進歩を物語っています。しかし、検査がなくなったことで「もう存在しない病気」と思い込んでしまうのは危険です。実際には現在も感染例はあり、災害時や衛生環境の悪化によって再び広がる可能性もあります。
大切なのは過去の経験を忘れず、正しい知識を次世代へ伝え続けることです。そのためには、第一に学校や家庭で手洗い・衛生習慣の教育を継続すること、第二に感染が疑われた際に気軽に受診・検査できる体制を維持すること、第三に感染者への偏見や差別をなくすための啓発を進めることが欠かせません。本当に守るべきなのは形式的な検査ではなく、社会全体の衛生意識と正しい知識です。過去の成功に安心しきるのではなく、その成功を維持する努力を続けることこそ、未来の健康を守る最善の方法でしょう。
ネットからのコメント
1、自分が小学校4年生の時にあった蟯虫検査で、数日後に担任の先生がみんなの前で生徒全員の検査結果を公表するという今では考えられない事がありました。その結果、クラスでキレイだと言われてた女の子が大量の蟯虫の卵が付いていたと先生が言ったものだから、その女の子はずっとうなだれた状態で、今にして思えば先生も酷い事してたと感じました。結局、その女の子はその事が原因かどうか分からなかったけど、次の学期に転校しました。ホント、昔の教員は容赦なかったけど、この記事を読んで、遠い昔のかわいそうな同級生を思い出してしまいました。
2、ぎょう虫検査って、今の子どもたちには想像しにくいものになりましたね。昔は「朝起きたらシートを貼る」という流れが当たり前で、学校生活の中に普通に存在していました。恥ずかしさを感じながらも、みんなが経験していたからこそ、親世代には強く記憶に残っているのだと思います。ぎょう虫は、人の腸にすみつく小さな寄生虫で、特に子ども同士の生活では感染が広がりやすい特徴があります。卵は目に見えにくく、手や爪を通して口に入ることで感染するため、手洗いや爪を短く整えることも大切な予防でした。衛生環境の改善や生活習慣の変化で感染者が大きく減ったのは、社会全体の取り組みの結果ですね。検査がなくなったことで、あの独特な緊張感を知らない世代も増えましたが、過去の経験から学べることもありますね。
3、自分が小学生だった半世紀前の昭和ではぎょう虫検査で引っ掛かって再検査になると教室で先生がみんなの前で名前を呼ばれるようなデリカシーの欠片もない時代だったのを思い出しました(>_<) 給食費を持ってこれない人まで名指しされたりと今では考えられない(((^_^;)="">)>
4、私の子供の頃は検査がありました。全員がやってましたので羞恥心は無かったですが、必要な人だけだと恥ずかしいと思いますよね。
生徒の生活水準が上がったり食べ物が安全になったので検査の必要が無くなったと聞いたことがあります。最近は、海外から転校してくる子供がいたり、生活格差が広がっているのでもしかしたら必要になりつつあるのかも知れませんね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1765f35b123e5ac38f15f0ae4ab6f69744dbf826,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]