この事件は、82歳の佐藤健次郎さん(仮名)が、食事を重視して選んだ老人ホームへの入居後、試食会での料理とは著しく異なる食事に失望し、1ヵ月で退居を余儀なくされたというものである。入居時、健次郎さんが決め手としたのは試食会で提供された天ぷら御膳だったが、入居後に提供される食事は冷たく、質が劣っていた。結果として健次郎さんは、食事への不満から体重が65キロから1ヵ月で60キロに減少。
家族は食事内容が入居の決定において重要だったため、退去を決断した。

老人ホームの食事に関する問題は深刻であり、施設選びにおける見学や試食会が当てにならないケースがあることを浮き彫りにしています。試食会では特別に作られた料理が提供されることが多く、日常食とのギャップがあるため、入居後に失望するケースが後を絶ちません。施設の運営側は日常的に提供される食事の質を上げる責任があります。また、施設選びを行う側も、試食会だけでなく、普段の食事を実際に見るなど、厳密なチェックを行う必要があります。具体的には、普段の昼食を同じタイミングで食べさせてもらう、1週間の献立表を確認する、既製品の使用頻度を把握するなどです。これらの工夫により、入居者とその家族が満足できる選択肢を見つけることができ、一度手に入れた安住の地を無駄にすることなく、安心して日々の生活を送ることができるはずです。
社会としても、こうした選択ができる環境を整備することが求められています。
ネットからのコメント
1、食にこだわるって言ったって、自分も周りも少しの固形物だって喉に詰まらせるリスクがあるんだし、施設としてはほぼ液体の飯しか出せないよね。でも、1000万も払わせておいてそんな鳥の餌しか出さない施設もどこに金使ってるんだとなるのは当然のこと。食に限らずこだわりある人は、集団生活になる老人ホームは向かないね。家で一人暮らししつつ、常に高い金を払ってでも常に誰かが見守りと世話をしてくれる体制を整えるしかない。
2、老人ホームの料理人から聞いたけど、人ごとの嚥下機能に大きく差がある為、カットの大きさとかを変えないといけないから、普通以上にとても大変。その後検食したりするから、温かいものの提供は希望通りにはならないそう。喉に詰まらせると施設の責任も掛かるし、喉に詰まらせて、気管支炎からその後肺の感染症で肺炎になると言うケースが多い。温かいものは自炊で無いと難しいと思う。あと電子レンジ。
3、施設で暮らすには難しい人。諦めることも必要ということもある。
でも入居金1000万円払って、温かいものは温かく食べられないのはちょっと⋯家でひとりで暮らして、訪問ヘルパーさんに来てもらい、時々お嬢さんにデパ地下で好きなものを買ってきてもらったり、口に合うものを作ってもらって暮らすのがいいと思う。
4、あくまで今年初めに2週間入院した経験だがその病院で出される病院食は一食あたり250円という設定で個人的には朝からこんなに食べて良いの?って感じの炭水化物メインのがっつり系だったが規則正しい食生活の為か入院中は体重が徐々に減っていったよ。また、間食時にはお腹空くという事もなかった。で、退院後に不摂生な食生活に戻ると体重は元に戻ってしまった笑病院も老人ホームもプロの栄養士が栄養やカロリーをしっかり計算して献立してるはず。私の母も調理師として長年老人ホームの調理部門に勤めていたが高齢者の高血圧対策で基本的に家庭で食べる料理より塩味が少ない薄味になるようなレシピになるんだとか・・・
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f67f9a4ac32e1a3080ff69a7e71e3519287b607b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]