1月19日、専門学生(20歳、中国籍)が冬の富士山8合目付近で転倒し、足首を骨折。静岡県警の山岳救助隊により救助された。この学生は十分な冬山装備を着用していたが、冬季の富士山特有の困難な環境により遭難。救助は延べ11人がかりで夜通し行われたが、SNSでは「無謀な登山」と非難が噴出。富士山は冬季の気象条件が過酷で、登山経験が豊富でも危険。自治体幹部は「救助費用の有料化」案を提言したが、現状では警察活動の枠組みにより難しいとされている。一方、中国人登山者増加に伴う安全対策の必要性も指摘されている。

現状の富士山冬登山に対する議論は極めて重要です。無雪期とは別物と言えるほど過酷な環境での登山は非常な危険を伴い、安全確保のための規制や対策は現行制度の限界を超えているとも言えます。救助に膨大な時間と人員が費やされている現状は、制度の欠陥を示すものであり、いくつかの明確な改善案が導き出せます。
第一に、冬季特有の登山安全基準を具体化し、十分な装備の確認とその実施を徹底する仕組みが必要です。特に海外登山者側への情報発信を強化し、安全ガイドラインの認知を広める努力が求められます。第二に、冬季入山の登録制度導入、または立ち入り禁止の区域を設けることで、軽率な挑戦を抑止する対策が有効です。第三に、救助費用の自己負担制を導入する議論も深めるべきです。ただしこれは、極度の危険地帯における抑止策として慎重に検討されるべき課題です。
現在の安易な「観光登山」は、犠牲者のみならず救助隊の二重遭難リスクを増大させます。誰にとっても尊厳を守る登山環境と明確な社会的責任の基盤構築こそが、持続可能な富士山利用の鍵となるでしょう。この課題は放置できない社会問題であり、迅速な制度改革が求められています。
ネットからのコメント
1、富士山の冬登山は法律で禁止すれば良いのにと登山をしない自分は思うが、それだとまともな登山者も登れなくなるので、許可制にして無許可登山者には高額の罰金を課せば良いのではないか?救助を要請すれば自ずと違反がバレるので、よく救助費用を取れ!という意見が出されるが、罰金という形で回収出来ると思う。
2、入山のための登録を義務化し、無断侵入は罰金100万円。入山の申込みにはクレジットカードの登録を義務化し、入山料として12万円納め、無事下山したら10万円を返金する。2万円は管理運営費として徴収。救助を利用した場合は入山料で相殺または事前に登録したクレジットカードから差額を引落とす。救助要請が来たら申込み名簿と照会し、申込みをしてない人物からの救助要請は一切受けず、救助も出さない。これくらい決めたらきちんと装備を準備してルールを守ろうとなるのでは。やりたい放題、規則破ったもん勝ち、勝手に怪我して他人の命まで危険に晒すような登山者をしっかり規制すべきです。
3、富士山で観光客の事故が多いのは、それを可能にする登山環境があるからだ。閉山期の9月上旬から6月までの間、富士山では有料道路が運行し、4,5合目まで簡単に行ける。もし、富士山で1合目から歩かなければならないとすれば、観光客は、まず、登らない。夏期は、登山料さえ払えば、誰でも5合目から登り始めることができる。多くの山小屋、診療所、安全パトロール員、整備された登山道など至れり尽くせりの登山環境がある。
それで多くの観光客が登り、事故が多い。外国ではそうではない。外国の人気のある高山は、環境保護のために登山者数を1日100人程度に制限している。あるいは、意図的に、車道・橋を設置しない、登山道を歩きやすく整備しないなど、人気のある山へのアプローチを不便にすることで、登山者数を抑えている。その結果、事故が少ない。富士山は、「初心者や観光客が登りやすい登山環境」があるので、事故が多い。
4、救助は人道的な観点もあるので通報が入れば行かない訳にはいかないのだろうが、ならばせめてルール無視や無謀な行為には救助に掛かった費用を実費請求で良いんじゃないかな。それと、最初から日本の登山ルールを守る気の無い外国人観光客からは入山の際にデポジット(保証金や供託金の類)を徴収するのも良いかもしれない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/21d4c15ccd087b471b2a20411cd8059433042aad,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]