300字以内の事件概要と対応のコメントを以下に記載します。
群馬県高崎市は「朝の小1の壁」対策として、2024年4月から市内の小学校58校で校門の開門時間を午前7時に前倒しする方針を発表。しかし、現場の教職員組合はこれに強く反発。「子どもの安全を守る制度設計が乏しい」「人員体制が不充分なまま教職員への負担が増加する」などの声が上がった。1,236人が反対し、賛成は11人と、明確な不満が浮き彫りに。校務員の退職者が続出するなど、現場の疲弊と子どもの安全確保の課題が解決されておらず、文科省からも改善を求める声があがる事態に発展している。

現場の視点を無視し、トップダウン重視の制度を推進した結果、大きな歪が生じています。「朝の小1の壁」問題があるのは事実ですが、現場の実情を無視した施策は、真の解決どころか新たな問題を生むだけです。
この事業には、安全確保や制度設計、労働環境への考慮が欠如しており、「子育て支援」の本質とは程遠い内容と言わざるを得ません。
問題の本質は、現場との連携不足、制度設計軽視、そして現場の声を無視する行政の姿勢です。安全を確保できない開門は単なる形式的な「支援」であり、現場の過剰負担を助長する結果に過ぎません。具体的には「現場の意見を取り入れた制度設計」「安全管理体制の整備」「適切な人員の追加配置」が早急な課題解決策として必要です。
果たして、形式上の支援が「子育て対策」として成功するのでしょうか。本来必要なのは「誰もが安心して子どもを託せる環境」であり、それを抜きにした政策は支援を名乗るべきではありません。この問題は、行政の迅速な対応と現場への十分な配慮を求める、重要な社会課題といえます。一歩遅れてでも、完璧な改善こそが真の解決です。
ネットからのコメント
1、退職した元教員です。私も勤務時間の1時間半前には挨拶運動も兼ねて毎日校門に立っていました。時には登校時のトラブルにも出くわし、対応にあたる日々でした。
転勤で来た教員も始めは戸惑っていたようですが、徐々に人数も増え、最後には校長、教頭も毎日一緒に子供の登校を見守り、日々の彼らの表情の変化を捉えながらその日の学校活動にあたる。そんな雰囲気になりました。ただ、勤務とは認められず(認めて欲しかったわけではありませんが、、)自主的な行為と捉えざるを得ないと校長と話した覚えがあります。「ほんとうにありがとうございます。が、申し訳ありません。とても有意義なことだとわかりますから私も参加します。こうしかできないことをお許し下さい。」と言っていただきました。これが学校現場の現状だと思います。保護者から要望が出て、開門を早くする通達を出すのならそれは「勤務」です。勤務として認めない?文科省は何してるんだろう。
2、学校職員の負担も勿論だけど、子どもたちの負担も考えてあげて欲しい。7時に登校って6時半過ぎには家を出る支度をしていないといけないんじゃ。朝食をしっかり食べるとなると起床時間は早くなる。保育園はお昼寝があるけど、学校はない。午後も授業を受けて、その後は学童に行くんだよね? 家で過ごす時間と集団生活で過ごす時間では心身の負担が違う。
3、教員であり保護者でもあるので、朝の登校をどうするかは悩ましいですが、まず考えてほしいのは大人の事情じゃなくて子どものこと。登校時間が限られているのは、その時間に集中させることで地域全体で子どもの通学を見守りできるということ。車通勤の人は、その時間、より一層子どもの飛び出しなどに気を付けて運転できる。そして学校もその時間に合わせて受け入れる準備をしています。なによりも子どもの安全が第一なんです。例えば、7時前に家を出たのに、8時半の始業の時に学校に居ないとなれば、行方が分からなくなって1時間半経っていて、対応は後手後手になります。そして、一歩学校に足を踏み入れれば全て学校の責任になります。教員免許のない校務員さんに対応を任せるわけにもいかず、絶対に誰か教員が面倒を見てあげなきゃいけなくなる。子どもの安全についても議論せず、ただの人気取りのために現場に丸投げするのは本当にやめてほしいです。
4、子育てと仕事の両立はとても難しい。働きながら子どもの宿題を見て用意をして送り出すという当たり前のことを毎日こなすことがどれほど難しいか。
親の立場からすると少しでも早く預かってくれると生活に少し余裕が生まれるのかもしれない。でも、本当に子供が望んでいることは、ニコニコしている親とゆっくり朝ごはんを食べて、穏やかな時間を過ごすことだと思う。結局は子どもの幸せを奪う施策なのではないかと考えてしまう。首長の意向が及ぶのであれば、社会全体で仕組みを考えてほしい。教育の分野のみの視点で解決しようと言うのは教育長がすればよい。首長なのだから教育分野だけでなく、企業に対して働く家庭の働き方支援も含めたもっと大きな視点で制度を検討してほしい。少し短絡的な発想ではないかと感じる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3c95394e0ad9fa7579f1ee7c04f100907e7dad37,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]