実業家の前澤友作氏は、家庭にソーラーパネル設置を推進する「みんなで発電所」プロジェクトを発表しました。日本の戸建て住宅のうち約10%のみが太陽光パネルを設置しており、前澤氏はより多くの家庭が自家発電をすることで、環境に優しいエネルギーを生み出すと提案しています。同プロジェクトは、発電効率の向上や蓄電池を活用した発電ロスの削減といった技術進展を背景にしており、来春からはVPP(バーチャルパワープラント)を通じた電力取引も可能としています。
前澤氏は自身もプロジェクトの開始と同時に自宅にソーラーパネルを設置すると述べ、取り組みの一環として個人的な行動を示しています。

前澤友作氏が推進する「みんなで発電所」プロジェクトは、一見画期的に思われるかもしれませんが、そこには多くの課題と考慮すべき点があります。まず、日本の住宅の90%が太陽光パネルを設置していない現状は、単に意識の問題ではなく、費用や技術的な制約、設置環境の無さが背景にあります。これを変えるためには、まずパネルのコスト削減や政府からの補助金、無利子ローンの提供が必要です。また、単に設置することへの賛否だけでなく、設置後のメンテナンスコストも問題視されています。地方の電力供給不足や都市部のエネルギー依存を解消するためには、効率的なエネルギー分配の仕組みと並行して、地域ごとの特性に応じたエネルギー管理システムの構築が不可欠です。
前澤氏が提唱する「みんなの家を発電所に」との理念は美しくはあるものの、それを現実にするためには公的・私的支援の両軸からのアプローチが必須です。これにより、エネルギー自給自足という新たな価値観が広がることでしょう。
ネットからのコメント
1、一億人全員が前澤さんのような陽の当たる一戸建てに住んではいませんが仮に一億ソーラーパネルを取り付けたとして寿命が来た30年後ソーラーパネルの不法投棄が相次ぐことはないのでしょうか?太陽光発電の事業者もそうですが環境のためにソーラーパネル導入と言うならそのソーラーパネルが役目を終えたとき環境破壊の要因にならないよう導入前から法整備をして考える必要があると思います
2、既存の太陽光パネルは廃棄問題がクリアになっていないから損益の計算も出来ないし環境への影響も分からない。ペロブスカイトなどの新技術は発売当初はコストが高く今の売電単価の回収は難しい。蓄電池についてはリン酸鉄などの安価な電池が普及しているので良いかもしれない。但し安全面では購入するメーカーによってはどうだろう。
当然ですが国産メーカーの場合はかなりのコスト高になる。もし、これらが業者の負担で場所貸しをすればお金はかからず余った電気は自宅で使える。などのうたい文句なら契約する前にもう一度だけ契約書を読み込んで欲しい。契約書に20年間の設置義務など書いてないか?途中で移動する場合の費用は契約者持ちとか書いていないか?面倒くさがらずに小さな文字の契約書を確かめましょう。美味しそうに見える話には必ず裏がある。自分が理解できないことに手を出してはいけません。これだけは肝に銘じておきましょう。
3、ソーラーパネルの否定はしないが家庭用蓄電池の飛躍的な大容量化と普及が同時でないと既存電力発電の調整の多大な負担=賦課金の増額=電気代がどんどん上がるだけだと思います。あと何よりもパネルの効率的なリサイクルが確立されていない事が大問題。現時点でも国家プロジェクトレベルでリサイクルを考えないと大変な事になると思います。その辺の山奥にどんどん黙って埋められて廃棄されますよ。
4、つい最近太陽光パネルと蓄電池の見積もりをしてもらいました。
月々の光熱費を支払いにスライドするような形でした。結局何も変わらないのでやめました。金額はパネルも蓄電池もグレードの良いもので4kで計算して430万でした。メリットがあるのは業者だけという感じでした。蓄電池は10年〜20年で買い換えが発生して100万〜150万費用が上乗せされます。我が家では危険な買い物だと思っています。この後の新しい太陽光パネルに期待します。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/03bc95294b954c6c5b873b5672e74d91f9fd2135,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]