外食各社での紙製ストローの見直しは、プラスチック製ストローからの切り替えによる環境負荷低減の一環として始まりました。しかし、紙ストローに関する使い心地や味の不満が顧客から上がり、植物由来のプラスチックを使用した新しい選択肢が模索されています。日本マクドナルドは2022年に紙ストローを導入しましたが、2023年11月からは飲み口付きフタに切り替えました。
スターバックスはバイオマスプラスチック製ストローを使用し、モスバーガーもバイオプラを部分的に配合したストローを提供しています。こうした背景には、15年程前から国際的にプラスチックごみの問題が浮上し、日本でも2022年にプラ製品削減の法律が施行されたことがあります。これに対し、企業の環境配慮と顧客満足の両立が求められています。

この一連の流れは、環境問題と顧客満足の対立を象徴しています。外食各社がペーパーストローから他の代替素材製品への移行を進める中で、紙ストローが顧客に不快感を与えたことは残念です。環境への配慮は急務である一方、消費者の使用感への配慮も無視できません。多様な素材の研究と製品開発が求められ、企業と科学者が連携して革新的な解決策を模索する重要性が改めて浮き彫りになりました。
総体的な環境政策の改善と顧客の快適さを兼ね備えた製品の普及は、持続可能な未来を築くための道筋を示します。企業は、伴う課題を乗り越えることで、よりサステナブルな社会に向かうことができます。
ネットからのコメント
1、だいたいプラのストローにせよ、レジ袋にせよ、プラごみ全体の割合を考えたら僅少なんじゃないかな。もっと大物プラごみの不法投棄が沢山あって、悪影響を与える比率が低い前述の2つを目の敵にしたところで、どれ程の効果があるのでしょう。紙ストローなんてふやける事くらい事前に想定出来るでしょう。ふやけないとしたら、ハイコストなものか、人体に悪影響が有る様な物をコーティングしなければ有り得ないのが現状だと思います。レジ袋について言えば、ゴミ袋有料の地域を除けばゴミ袋代わりになって環境に優しい。これらは当然の動きですよ。特にストローなんて口にするものなのだから。SDGsの歪みの1つです。
2、日本人は本当に真面目だと思う。温室効果ガスの問題についても日本の排出量は全世界の3%程度。日本の沿岸に漂着するプラゴミのほとんどが外国から漂着した物。
体内に取り込んでしまうマイクロプラスティックについては技術開発に期待出来るのか分かりませんが、プラスチックから脱却出来る未来が来るとは想像も出来ません。コスト、実用性、使用感、環境負荷、様々な面がクリアされたプラスチックからの脱却が出来たら革命的な事になるでしょうね。
3、プラスチックから紙に変えたストローが刺さってる容器の蓋がプラスチックとかなんだこれはと思うようなやってる感出してるだけのチェーン店が多かったし、口に張り付くし、本当に不愉快だった紙ストローは全部なくなっていいですよ。海亀の鼻にストローが刺さった画像が大きな問題になって紙ストロー廃止のような流れが海外から始まったが、意味が無さすぎる。
4、紙ストローは環境だかなんだか知らないが、想像力の足りない人々の産物、という気がしてました。かつての「割り箸否定論」と似たような匂いがする。置き換える前の機能が満たせないのになぜ決行したのか。。紙ストローと比べたら、今のマックの、直飲み蓋の方が、はるかに理にかなっている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/90d669729bf4a3a6dd9c46a7beff837123d6f094,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]