日本のコメ政策が再び減反の方向に向かっていることが報じられました。農林水産省は、需要に応じた生産を促進する食糧法の見直し案を提示し、生産量を調整することで米価を維持しようとしています。石破前政権が供給拡大を掲げたのに対し、現政権の鈴木農水相は農家の懸念に応じて方針を転換しました。しかし、鈴木氏は減反を否定し「生産者の自主的な判断」を強調しています。

それにもかかわらず、政府が産地に生産調整圧力をかけたという報道もあり、政策の透明性や持続可能性に疑問が残る状況です。

このコメ政策は、果たして適切な対応といえるでしょうか。農水省の「需要に応じた生産」とは、1970年以来の減反政策と大差ない施策です。農家への配慮を前面に出し、価格の下落を恐れる姿勢は理解できますが、結局は過去の政策に戻るだけです。石破前政権が試みた供給拡大策を取り組むべきであったのではないでしょうか。こうした政策の反復により、農家や消費者に不満が募るばかりです。この問題の本質は政府と農家のコミュニケーション不足にあります。政策策定においては、農家との対話を密にし、透明性の高い情報公開を心がける必要があります。また、農家が自主的に作付けを決められる体制の確立、ミスを許さない需給予測の精度向上、さらに補助金制度の見直しで農家への負担を軽減すべきです。

持続可能で消費者にも生産者にも優しい農業政策を実現することこそ、現代社会に求められる価値観ではないでしょうか。

ネットからのコメント

1、需要に応じたって言うけど結局その需要量と生産量を正確に追跡出来ていなかったことで今回の問題が起きたわけで、正確な需要量をどうやって算出して無駄なく生産するのかって話一般的な感覚だとリスク管理として少し多めに作って余るくらいにしておくのが常識だと思うが、それをやると価格が下がって農家や卸に利益が出ないからやりたくないんでしょ足りないからと言ってすぐ増産できるものではないんだから需要に応じたではなく、今は需要よりも余裕を持った生産をする段階それでも何年も余るようであれば減らして調整すればいいだけでしょう農水省ってそうやって管理する部署だと思うんだけど生産者と市場に投げっぱなしにするなら農水省なんて必要ないよね

2、今の農林水産大臣では、お米券での対応みて信用する人は少ないと思う。そういう大臣が新たに法律に書き加えるとのことだが、これまた信用されないと思う。まずは国民をむいてその意見を聞き、生産者よりでない今後の日本を考慮したまともな政策を打ち出し信用を取り戻すことが必要なのではないだろうか？国民の信頼を失った大臣では、今後の政策やれないと思う。

3、先日の報道で、去年まで個人店のパン屋の倒産ラッシュだったのが、今年は7割の個人店が黒字転換してるとの記事が出てました。 また、大手の山崎製パンは今年度過去最高売上となる見通し。 パスタ等の小麦製品を扱ってる大手ニップンも2026年3月期で過去最高売上高を目指すと出ていました。米を保護するあまり米離れを進めてませんか？というか、これ以上米離れを進ませると、米価が下がっても米が余る事態になると思いますが。

4、鈴木大臣て、茂木派からの推薦人事で農水大臣になった人でしょ？茂木にしてみれば東大の後輩で、次期エースとして育てたいのだろう。この人、農水省出身ていっても数年でやめて出馬したんだし、農政の専門家って言えるほど？世間では、せめて10年以上はやって、部下持ってなんかのプロジェクトやったりしてから、専門ていうけどな。しかも農学部出身でもなく東大法てことは、本命はやっぱり財務や通産だろうしね。要するに、開成からの東大法でキャリア官僚て経歴と、人を見下した尊大な態度から、シゴデキ感を出しているけど、実はただのJAや農水省幹部の言いなりなんじゃない？農水省幹部なんてみんな先輩だろうし、JAなんかは地元山形含めて逆らう気などないだろうし。

国民目線ではなく既得権益団体保護になるんだろうな。高市さんにしてみれば、茂木からの推しで大臣に据えただけで、よく知らんやつだし、農政にも興味ないしな。