中国が建造を進める4隻目の空母について、人工衛星画像を分析した結果、原子力空母になる可能性があることが確認された。建造場所は遼寧省大連のドックで、ここでは2月以降、造船用の角材や船体の一部とみられる物が確認された。11月には、原子炉格納容器と見られる、一辺が14メートルと16メートルの容器が2つ発見された。米やフランスと同様、中国は原子力技術を軍事用途に転用しており、台湾有事の際に米軍に対抗するため、長時間航行が可能な原子力空母を開発中とされている。
工期は7年ほどと予測されている。

このニュースは軍事的な要素を持ちつつも、中国の技術力が進化していることを示しています。しかし、この進展が国際的な安全保障にどう影響を与えるか慎重に考える必要があります。中国による原子力空母の建造は、地域的な軍事バランスに重大な影響をもたらす可能性があると言えます。まず、中国の軍事力の増強は周辺諸国や米国に対する心理的圧力を強化し、軍備拡張競争を激化させる可能性があります。次に、原子力技術の軍事転用にはリスクが伴い、安全運用体制の透明性が要求されます。最後に、この動きは台湾有事や太平洋地域における力の均衡を揺るがす可能性があり、多国間協議によって地域安定を維持する必要があります。国際社会は、中国の動向を注意深く監視し、適切な政策調整で地域の安全を確保する努力を続けるべきです。
中国の技術力の向上を認識しつつ、その背景に潜む課題にも目を向けることが重要です。
ネットからのコメント
1、日本は戦争がしたいわけじゃない。むしろ絶対に避けたい。だからこそ、防衛力、特に核ミサイル配備を含めた実効的な抑止体制を整えるべきだと思う。中身のない核廃絶論や口先だけの平和論では国も国民も守れない。現実を直視し、備える国であってほしい。そうでなければ、ウクライナの二の舞になるリスクはゼロじゃない。平和は“守る意思”と“守る力”があってこそ維持できる。
2、中国の4隻目空母が大連造船所で建造されていることは原子力推進の可能性と並んで非常に重要な意味を持つ。最新鋭の3隻目空母「福建」は上海の江南造船所で建造されたが、4隻目は大連造船所で進められている。これにより、中国は大連と上海の2つの世界最大級の造船所で同時に10万トン級の大型空母を建造・整備できる体制を確立したということ。一方、米国は原子力空母の建造をニューポート・ニューズ造船所1箇所のみに依存している。中国の造船能力は商用・軍用合わせてすでに世界最大であり、特に有事での損失回復力や複数空母の同時整備という点で中国の体制は有利に働くことになる。
3、空母機動部隊が日本近海を何隻も取り巻いた場合。例えば6隻で来たら、合計で300機程度の戦力になる。それは、今の自衛隊の戦闘機と呼ぶ機種の総数とそれほど変わらない。2035年頃には、9隻の空母を揃える記事を見た。そうなると、ミサイルで航空基地が潰されなくても、航空優勢も失う事になる。
4、日本においても、原子力潜水艦を建造すべき時期に来ているのではないでしょうか。安全保障環境の変化を鑑みれば、その必要性は高まっています
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/54ebb5c405120e8048a692cb46d16bdfcea4262e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]