26歳の元陸上自衛官、五ノ井里奈さんが、在籍時に受けた性暴力やセクシャルハラスメントを訴え、元自衛官5人と国を相手にした損害賠償訴訟が1月26日に和解に至り、終了した。5人の加害者のうち4人はすでに和解しており、残る1人との和解も横浜地裁で成立。五ノ井さんは2020年に自衛隊に入隊した後、日常的な性ハラスメントや集団性的暴行により適応障害を患い、最終的には退職を余儀なくされた。加害者たちには刑事訴訟で有罪判決も出たが、誠意ある謝罪を得ることは難しく、社会的改善を目指して声を上げ続けた。五ノ井さんの行動はハラスメント問題への社会的関心を喚起し、自衛隊内部の改革を促すきっかけともなった。

自衛隊という公共性の高い組織内で、明らかに許されざるハラスメントが横行していたことに強い憤りを感じます。
部隊内での性的暴力の報告が放置され、訴えた当事者に苦痛を強いた構造的な欠陥は明らかです。この事件が示すのは、組織の規律や倫理観が崩壊し、不誠実な対応が被害者の安全と尊厳をさらに損なう状況です。
問題の根幹には、被害報告が適切に対処されず、組織的隠蔽や責任回避に終始した自衛隊の組織文化があります。加えて、検察が不起訴処分を下したことは、司法の信頼すら揺るがせる結果となりました。これは個別の加害者の問題に留まらず、組織そのものが責任を問われるべき事態です。
解決策として、以下が必要です:
ハラスメント防止のための独立した監査機関の設置。被害者が安心して訴え出られる匿名通報システムの導入。被害報告を確実に検証し、適切に処罰するための外部専門家の関与。自衛隊は本来、国民の命を守る組織であるべきです。そこに属する隊員が内部で命や尊厳を脅かされるならば、組織の意義そのものが揺らぎます。信頼を回復するには、加害者個々の処罰のみならず、組織全体の透明性を向上させ、再発防止に本気で取り組む必要があります。
ネットからのコメント
1、4年半にわたる闘い、本当にお疲れ様でしたという言葉しかありません。「感情がなくなった」という言葉に、どれほどの絶望と苦悩を乗り越えてきたのかが痛いほど伝わってきますし、和解という区切りをつけて「自分の人生を歩む」と前を向く五ノ井さんの決断を、心から応援したいですね。
2、自衛隊のような寝食共にする様な組織だと1人のせいで周りにも伝播してしまう。学校生活のノリの様な形で行われた犯行だと思うが本人も語っているように誠意を持って謝罪すればここまで互いに苦労することはなかったのに残念です。やった方々は既に全員退職しているので社会的な制裁は受けておりますが、自身が潔く反省し続けることを願ってます。
3、航空自衛隊OBです。長い間、苦しまれて大変だったと思います。私も同期のWAFがいますがセクハラの対象に考えもしなかったので当時の上官には腹が立ちます。彼女のように決心して自衛官になるってのは男女問わず尊敬に値します。これからの人生も陰ながら応援したいと心から思います。
4、ここまで本当に長かったですね。
職を失いこうして世間にプライバシーまで詳らかにされてもただただ真実を世の中に訴えてこられた姿には敬服いたします。自衛隊という閉ざされた世界で女性が活躍するにはまだまだいろんな障害があると思います。どうか五ノ井さんのような思いをする方が出ませんように。五ノ井さんの戦いが無になりませんように。本当にお疲れさまでした。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/fe70ffc890c45238f39b07b856de6caa81747313,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]