事件概要：2025年8月10日、広島県の広陵高校は、第107回全国高校野球選手権大会（甲子園）への出場を辞退しました。理由は、部内で暴力事件が発覚したことに加え、ネット上での誹謗中傷が影響していたとされています。同校の堀正和校長は、生徒や教職員、地域住民の安全を最優先に、出場辞退の決定を下したと述べました。番組では、暴力事案とは別に拡散された情報が事実かどうか確認されていないことにも触れられ、SNS上での過剰な正義感が問題視されています。

コメント：広陵高校の出場辞退に関する今回の騒動は、現代のSNS社会における過剰反応が招いた悲劇的な結果の一例と言えるでしょう。問題の本質は、社会的な正義を名目にした無責任な情報拡散が、学校や生徒、関係者に対して過度のプレッシャーを与え、結果として出場辞退という事態を引き起こした点にあります。暴力事件が発覚したこと自体は重大な問題ですが、その後の誹謗中傷やデマの拡散が事態をさらに複雑化させました。

このような状況に対する具体的な解決策としては、まず、SNS上での情報拡散に対する規制の強化が求められます。次に、調査が進行中の段階では、感情的な反応を抑え、冷静な対応を促すメディアリテラシー教育の強化が必要です。最後に、デマを流した者に対する責任追及を厳格に行い、再発防止策を講じることが不可欠です。

このように、私たちが求める「正義」は冷静で理性的な判断を前提にするべきであり、過剰な反応や誤情報の拡散は社会を混乱に陥れるだけであることを痛感する必要があります。

ネットからのコメント

1、玉川の言うことも理解できないわけではないが、今回の件に関しては重大な観点が抜けている。それは、被害者側が学校や県高野連、日本高野連に被害を訴えていたにもかかわらず、それを無視していたという点だ。玉川は「調査中の今の段階で処分はおかしい」と言うが、そもそも今の時点で調査が完了していないということがおかしいのではないだろうか？それも、今になって新たな事案が発覚したかのように言っているが、被害者はずっと前から被害を訴えていたわけで、そのときに調査をしていれば夏の広島大会が開幕する前には調査は完了していたはずだ。調査が完了し、適切な処分が下っていたのなら、夏の広島大会や甲子園1回戦の旭川志峯戦の結果だって変わっていたかもしれない。玉川は調査中であることをしきりに語っていたが、調査が遅れたことで広陵だけでなく、他の広島県の高校や旭川志峯にも影響が及んだことを理解していないのだろうか？

2、何でもかんでもSNSを誹謗中傷にしたいオールドメディア。朝日だからある意味納得はしてますがね。 そもそもは現場が初手の対応をしっかりしなかったから、メディアではなくSNSから出てきただけでしょう？極端な難癖かもだが、その辺り忖度しないでしっかり現場取材しなかったから先にSNSから出てきたのであって、それをああだこうだ言われる筋合いはないと思います。

3、「SNSのせいで辞退」にするのは論点がズレてるけど、まぁ、この番組の場合は仕方がないのかな…SNSの間違った正義感は今回のケースでも間違いなくあるけれど、そもそも論として、暴力行為が発覚したのが年初、処分が年度内だったわけだけど、被害者が転校するほどに追い込んで、「厳重注意処分」で終わったことが問題この時点で加害生徒を退学処分にでもしていれば、「昨年度内の話」として、今期は加害生徒不在の状態から始まった新体制だったわけで、それこそ、高野連の処分も加害生徒が不在だからという理由で「厳重注意」でも問題なかった話。同じ日本でも、ある県立高校では「イジリ」が発覚して1か月足らずで加害生徒を退学処分にした学校だってあるそこと比較しても、「イジリ」以上の行為があった問題に対して、「厳重注意」は軽すぎると思う

4、1月の暴力事案では、学校も暴力行為があったことを認めています。さらに、被害者が示談していないこと、転校したこと、被害届を出したことに続きます。対して、加害側の生徒は実質的なペナルティを受けずに甲子園に出場しています。これは事実ベースなので”SNSの間違った正義感”ではありません。そして、この状況でも甲子園出場を強行した学校の問題を問われている状況です。広陵の事件は3月5日に高野連で審議されたので、新内規の施行前となります。よって、最低でも該当部員は大会に出場できず、広陵高校も大会には参加できません。なぜ、4月1日の新内規施行前に新内規で判断したのか広陵高校の校長が広島県高野連 副会長であったことも含めてしっかり説明することが必要な状況となります。高校野球（甲子園）は朝日新聞社 と 高野連 の共同主催です。モヤモヤするのは朝日新聞社です。