事件概要:広陵高校(広島)は、第107回全国高校野球選手権大会に出場していたが、暴力事案の発覚を受けて途中で出場を辞退することを発表した。大会前にSNSで暴力事件が拡散し、校内での暴力的な体質が問題視された。7月7日の初戦では旭川志峯高校(北北海道)に3-1で勝利し2回戦進出を決めたが、その後、10日に堀正和校長が兵庫県西宮市で取材に応じ、辞退の決定を明言。
小林信也氏は、校長の会見における「犠牲になる」発言に違和感を示した。
コメント:広陵高校の出場辞退は、学校側の対応に疑問を投げかけるものです。校長の言葉は、「犠牲になって辞退する」という表現に終始し、問題の本質に十分に触れられていないように感じます。暴力事案が確認された以上、学校側が暴力的体質の改善に取り組む姿勢を明確に示すことが不可欠です。具体的には、監督やコーチに対する教育強化、暴力防止プログラムの導入、また生徒たちへの意識改革が求められます。学校側は、「SNSの誹謗中傷」の問題ではなく、暴力問題そのものに真摯に向き合い、その解決策を迅速に示すべきです。全ての教育機関にとって、暴力行為は決して許されるものではなく、再発防止に向けた具体的行動がなければ、信頼回復には至らないでしょう。
ネットからのコメント
1、指摘は的を射ています。広陵高校野球部の暴力問題をめぐり、校長が会見で謝罪の形を取っているものの、問題の核心から目を背けている印象は否めません。新たな暴力事案が告発された以上、1月の報告が十分だったとは到底言えず、学校としての責任逃れは許されません。広陵高校はこのままでは広島の恥であり、組織を一度解体して再出発すべきです。根本的な改革と透明性の確保なくして信頼の回復はありえません。
2、堀校長のコメントからも、中井監督のコメントからも感じるが、広陵にとっても野球部にとっても転校した被害者生徒はもう完全に過去の存在で、守るべき対象に含まれていないのがありありと伝わってくる。堀校長や中井監督の本音は、この程度の暴力で世間があまりにも騒ぎすぎで、行き過ぎた風評被害だとか思っているんだろうな。全く本気で反省している感じがしない。だから、堀校長は高野連の役職辞任のみで校長は辞めず、中井監督は監督辞任すらせずに指導自粛のみなんて甘々の処分を平気で発表できるのだと思う。
3、問題なのは、なぜ被害生徒が転校を余儀なくされたのかの説明がなされていないこと。
何もなければ被害生徒が転校する理由はありません。転校すると転校先で一年間も公式試合に出られなくなります。加害生徒らが受けた罰より遥かに重いペナルティを負う覚悟をしてまで転校するからには何かあったと考えるのが普通です。暴行を受けた被害生徒が転校するにあたり、学校側はどのような聞き取り対応等をされたのでしょうか? 話し合うことなく転校を認めた訳ではないですよね?
4、根本的な問題は事の経緯をはっきりさせず、学校側がなぁなぁで出場を決めてしまった事です。結果としてイジメ被害者の元生徒やその家族はもちろん、直接イジメには関与しなかったその他の一般部員にまで取り返しの付かないダメージを与えてしまった。仮に出場するにしても、加害側部員は退部させるなど処分を明確にしてからにすべきでしたね。安易な判断をしてしまった学校側の責任は大きいですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/34cd47891d363427fd9ec61094a45bae4e396111,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]