参政党（神谷宗幣代表）は、2025年の参院選で14議席を獲得し、躍進を遂げました。国際政治学者の三浦瑠麗氏は、その後の参政党の動向について自身のX（旧ツイッター）で見解を示しました。彼女は、新興勢力におけるコア運動員の特徴として、賛辞のみを受け入れる傾向があり、それを過度に重視するとムーブメントは短期的に終わると警告しました。

また、熱狂的なファン層が党勢拡大の起爆剤である一方で、足を引っ張る存在にもなり得るという点に言及。参政党の成長には、政治的な科学性を持っているかどうかが鍵になると述べました。

参政党の支持者の熱狂的な態度が党の成長に影響を与える点に注目し、三浦氏はそれをどう扱うかが今後の成功の分かれ目だと示唆しています。

三浦瑠麗氏の指摘には重要な点があります。新興勢力において、コア支持者の情熱が党勢を伸ばす一方で、その熱狂が制御できなければ、短期間での衰退を招くリスクがあります。特に「礼賛」だけが支配的になると、その運動は単なる信者の集団に過ぎなくなり、広範な支持を得るのが難しくなります。参政党のような新興勢力には、支持層の成長を持続可能な形に変えるための戦略が求められます。

このような問題に対して、以下の具体的な解決策が考えられます。

新興勢力は、長期的な成功を収めるためには単なる情熱だけではなく、計画的かつ理性的なアプローチが必要です。

ネットからのコメント

1、三浦さんの仰る事も分かるのですが評論家として発言される場合、政党の支持者を信者というのはちょっと余り表現が良くないと思います。それこそ公明党の党員を露骨に信者とは言わないですよね？それとどの政党にも足を引っ張る存在もいれば真剣に応援してくれる党員もいるので同じかな?と思います。

2、若い人が政治に熱量を持つのは良いこと若いのだからそのエネルギーが多少、行き過ぎたものになっても仕方ない70年安保の後の世代は、若い時には思想として政治にも国際情勢にも関心を持たず、年齢を重ねると自身の利益誘導のための政治を促すようになったこの世代の人たちが、若い人のエネルギーを批判すべきではない

3、三浦瑠璃は好きではないがこの分析には賛成。

今まで数多くの新党が一時的ブームを起こして消えていった。参政党もそうなる可能性はあるが、ただ従来の党に比べて反対者を「非×民」と罵ったり「核兵器は一番安上がり」と主張したり、所属議員たちの言動が今までになく過激であり、それに比例して支持者の熱狂度も高い。三浦氏の言うように今の支持者の気持ちが落ち着いた時にどうなるのか。あるいは落ち着かずに熱狂し続けるのか。私は後者になってほしくないと思う。

4、今回の参議院選挙は無党派層に支持されたことが勝利の要因なので、この投票してくれた無党派層を参政党支持層に変えることができるかが課題なのではないでしょうか。無党派層はその時々の風に流されやすいので次回の選挙のときはどこに風が吹くかはわかりません。