広島の広陵高校は、第107回全国高校野球選手権大会の途中で出場を辞退。背景には、SNS上で暴行疑惑に関する情報が急速に拡散し、誹謗中傷や強い批判が相次いだことがある。ノンフィクションライター石戸諭氏は、11日放送のフジテレビ系情報番組で「想定外の空気感」を指摘し、その要因は告発者ではなく学校側の対応にあると述べた。高野連・学校とも予期せぬ事態であり、今後の検証が必要とされた。
学校側の初動対応の遅さと不透明さが、この騒動を一層拡大させた。SNSの情報拡散は瞬発力が高く、否定や説明を後回しにすれば事実以上の不信が膨らむのは必然だ。本質は、暴力行為の有無そのものより、危機管理能力と説明責任の欠如にある。対策としては、①事実確認後の即時公表と経過説明、②第三者機関による迅速な調査体制、③選手・保護者への心理的支援と情報提供の仕組みづくりが不可欠だ。高校野球は「正々堂々」を掲げるが、現場がその理念を守れなければ空洞化する。競技の誇りを守るには、試合前の勝敗ではなく、社会に対する誠実さで勝ち続ける覚悟が求められる。
ネットからのコメント
1、まだ起きてないや発覚してないだけで 今のままだと学校関係者の圧力だけでなく、支援者や保護者会からの圧力が問題になりそうな私立校なんか全国に多数あると思う。
高校野球だけでなく子供のするスポーツに熱をいれてる親御さんはいまいちどおかしな人間関係を形成してないか見渡して欲しい。明日は我が身の状況にある高校は決して少なくないはず結果的に広陵高校の出場選手は過去の出場辞退の場合より 顔をさらし、色々言われ、一部の対戦相手に握手拒否をされ 学校側、指導者側の初動の遅さ間違いで高校野球最悪レベルの連帯責任にされた形となったんだから
2、何かSNSが悪のような高野連側、学校側の誘導に乗ったようなマスコミの報道が見られるのですがもし、SNSの情報がデマだと思うのなら、マスコミは高野連や学校側の発表を垂れ流していないで、取材に行かれたらどうだろうか?もし、SNS上にデマしか流れていないのであれば、「オールドメディア」であるNHKは決して番組冒頭で暴力事件があった等と断りを入れることはありませんし、大臣が、高野連で出場について適切に対応される(現在進行形ではなく未来形)等と言われるわけもありません。その2事をもってSNSではなく国民的な問題になっているということですよね。
ことの問題は、暴行があったこと、それを防げなかったこと、適切な事後対応もなかったこと、被害者が望まない形で転校させられたことであって。SNSの魔物のせいで辞退したわけではありませんよ。初めて、マスメディア上でまともな論調をみました。
3、初期対応で被害者に寄り添わなかったことが事をこれだけ大きくしたと思います。監督、コーチも加害者の言い分を丸呑みしたため、被害者にとっては悪夢だったと推察されます。高野連への報告も被害者への説明と大きな乖離があり、被害者の保護者もSNSで情報を発信するしかなかったと思います。全て学校側の対応の甘さがこの事態を招きました。ネットでは甲子園出場80勝を何としても記録に残すために試合にでたと炎上してますが、それはないと信じたいです。やはり文科省の苦言が高野連に伝わり、やむを得ず出場辞退の判断になったのでしょう。あまりにも遅い対応でした。第三者委の結果によりしっかり検証することが大事だと思います。
4、仰る通り。更には学校に加えて高野連の対応。1月の事象を3月に処分したそうだが、その話の公表が8月ってなんなん?という話。
隠そうとしていたと思われても仕方ないタイミング。しかも刑事事件になりそうな話が厳重注意という判断。2件目云々よりもこの辺の隠し通して逃げ切る体質に世の中は一番不満を感じてると思います。3月に正直に公表しておけば出場辞退はなかったかもしれない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2a20cdb6e644e1d5ebdd0c4972e5ddef7f7ec9b9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]