臨時国会が開始されたが、政府・与党は序盤から日程調整に苦心している。少数与党の状況下で、野党との協力が欠かせないが、高市首相は23日の臨時閣議で24日に行う所信表明演説案について調整を進めた。自民党が17日に演説を提案したが、野党がガソリン税の暫定税率廃止法案の審議日程を要求し調整が難航。通常であれば演説後早めに代表質問が行われるが、今回は外交日程の影響で11月4日以降に代表質問が予定されている。

暫定税率の廃止時期についても議論が続いており、自民党は来年2月、立憲民主党は年内廃止を主張。これらの問題により、与党は厳しい国会運営を強いられている。

この状況は、臨時国会の運営における深刻な課題を示しています。与党が日程調整に苦戦している背景にあるのは、少数与党の限界であり、野党の要求を円滑に調整する能力不足です。まず、与野党が共通のゴールに向けて率直に議論する場を設けるべきです。次に、暫定税率廃止法案のような重要な政策事項について、長期計画と現実的なタイムラインを政府が提示し、信頼を回復する必要があります。さらに、外交日程などの外部要因も考慮に入れた柔軟な日程調整が求められます。結局、これらの改善がなければ、国会はいつまでも泥沼化する危険性があります。効果的な政治運営により、政策の推進と実現するためには、より効率的かつ協調的な戦略が欠かせません。

ネットからのコメント

1、国民として一番気になるのは、「ガソリン暫定税率の廃止」が本当に実現するのかどうかです。物価高で生活が苦しい中、ガソリン代の負担は大きく、年内廃止を求める声が多いのも当然だと思います。それなのに、与野党の調整が難航して日程すら決まらないのは残念です。所信表明演説の決定が前日になったのも異例で、国会運営の混乱が国民生活に影響しないか心配です。政治家の都合ではなく、国民の生活を第一に考えた議論と決断をお願いしたいです。もっとスピード感を持って、現実に向き合ってほしいですね。

2、議員質問で同じ質問を繰り返す議員に辟易します。内容のある代表質問を期待したいものですが無理かな？ガソリン暫定税率の廃止時期が2カ月遅れるとか、それまでは補助金で同額穴埋めするって言ってるんだからそれで良いのではないですかね。次の法案に審議を進めてもらいたい思いです。基礎控除の引き上げは絶対にしてもらいたいですね。給与が上がっても手取りが増えないですからね。

3、臨時国会は政府が日程確保に苦心する展開となっている。

一般市民は日々のやり繰りが大変で物価高対策は早急な対応が必要である。高市首相は物価高経済対策で積極財政出動をして「給付付き税額控除」や手取り所得を増やす「年収の壁」を引き上げると宣言している。加えて国民の生命と財産を守り、領土を守り、国家の主権と名誉を守りぬくと力説している。高市首相に一刻も早く国民目線・国民寄りの政治を実現して欲しい。

4、原油の価格は5年前の水準に戻っている。今後の国際情勢により上下するだろうがチャートは下落し続けている。ではなぜ高いのかといえば円安だから。所信表明演説で円高を目指すのか円安になる政策を優先するのかはっきりさせてほしい。為替による物価高は政府に一番の責任があると思う。