茨城県茨城町は、ふるさと納税でのプロモーションとして、24日から新たな取り組みを開始しました。この試みは、204万円の寄付者を対象に地元産の玄米1トンを返礼品として提供するものです。「にじのきらめき」と「ふくまる」の2品種から選べ、各5人の先着限定で合計10人が対象です。玄米は本年度産米で、30キロずつ合計34袋を3回に分けて配送しますが、一括配送も可能です。
寄付者は町と相談し、発送時期を決められます。対象者は関東1都6県に限定し、寄付はふるさと納税ポータルサイトで受け付けます。町ふるさと納税推進室は、米の品質をPRし、ユニークな単位での提供により町の名産を広く知らしめたいとしています。

この取り組みについて、批判の必要性が伺えます。現状、一部の人だけが対象となり、広く町の魅力を伝えるには限界があるのではないでしょうか。ふるさと納税の形をとっているものの、寄付額の高さや対象地域の狭さから、多くの人が参加を躊躇する可能性があります。制度的には、もっと多くの人にアプローチできる方策が必要です。例えば、もっと多くの寄付額の段階を設けること、対象地域を拡大すること、あるいは少量の米を選べるオプションを設けることなどが考えられます。町の魅力を広く知ってもらうには、一部の人だけでなく多くの人が気軽に参加できる制度設計が求められます。
この現状を踏まえ、茨城町の魅力がより多くの人に伝わるような戦略を考案することが必要です。
ネットからのコメント
1、返礼品は寄付金の3割相当が目安とされているので、204万円の寄付ならだいたい60万円相当になる。1000kg60万円なら5kg換算で3000円。玄米で1割目減りするとして5kg3333円相当。税抜き価格ならまあ悪くないといったところだが、今後の価格の推移次第ではお得感はないかもしれない。飲食店を経営しているなどで使い切れる用途があるなら全然オッケーかと。個人だと相当な大家族か複数家庭でシェアしないと食べ切れなさそうだ。それにしてもこういうふるさと納税を実施するということは、おそらく産地では米余りを実感しているのではないか。不足感があったら絶対こんな設定はできない。
2、この制度ができた頃から本来の趣旨から外れている。本来は自分の故郷を応援する趣旨で始めたのにいつの間にか返礼品が目当てになった。原理原則に戻り故郷に納税した額を次年度に優遇措置をとる様にすれば本当のふるさと納税になるのではないか。
3、玄米1トンとは凄いことだとは思うが、そんな大量のコメを貰っても処理に困る。
親類縁者に配ったところで数はしれている。結局は米穀商に破格値で引き取って貰うしかない。余計なお世話かもしれないが、1トンともなるとかなりの金額になる。どうも返礼品の常識を逸脱しているようにも思える。
4、これまでのふるさと納税の仕組み上、返礼品がお得かどうかで判断されがちです。そのため、今回のお米は返礼品としては割高なので、他の方もおっしゃる通り話題作りにしかならないかと思います。仮に申込される方がいたとして、一つの家庭で消費できる可能性は限りなく低いですからね。よほど懐深い方でない限りは申し込みはないのかなと感じます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5402a559f5cc07589127d60bdde3605dc104978e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]