7月28日午後10時時点、熊本県の宇城総合病院は地震によるけが人86人を受け入れた。内訳は重傷3人、中等傷12人、軽傷71人。その後、救急対応能力を超える状況となり、これ以上の患者受け入れを一時停止した。
地震発生時に病院が多数の負傷者を受け止め、限界に達する事態は現場の努力だけでは解決できない深刻な問題だ。86人もの患者を短時間で対応し、重傷者3人を含む命の危機に向き合った医療従事者には敬意を払うべきだが、一方で「病院が耐えられなくなった」という事実を災害対応力の不足として見過ごしてはならない。大規模災害では、地域の医療機関が同時に機能低下する可能性を前提にした備えが必要である。
今後は、①災害時に周辺病院へ迅速に患者を分散できる広域連携体制の強化、②医療スタッフや物資を即時投入できる支援計画の整備、③避難所や救護拠点を含めた地域全体の防災訓練の徹底が不可欠だ。災害は予測できなくても、被害を広げない準備はできる。現場の根性だけに命を背負わせる社会ではなく、命を守る仕組みを平時から作る社会こそ本当に強い。
ネットからのコメント
1、これは自治体単体や病院個人でできる範疇を越えているのでは?まだまだ明日には被害が増える可能性があるなら、近隣病院へのアプローチやへり輸送による熊本県外への患者受け入れ要請。そして必要ならもう少し落ち着いたら他県からの医師派遣要請を検討しては?被害の全貌がまだ氷山の一角かもしれないし。
2、こういう時、拠点病院が受け入れを停止するのは一見冷たく見えますが医療崩壊を防いで重症者の命を確実に救うための苦渋の決断です。災害医療ではトリアージという仕組みがあり命の危険が高い人を最優先で治療するルールになっています。
3、医療従事者は無限に湧いて出てきません。多忙に多忙を重ねるとミスが重なり、人命に関わる致命的なアクシデントも発生してしまいます。賢明なご判断かと思います。
4、震災で被害に遭った患者以外にも、もちろん震災関係なしに命に関わる状態になる人はいるわけで…。病院が患者の受け入れを止めるということは本当に苦渋の決断。そして病院で働く医療スタッフも被災者だということを、忘れてはいけない。
こういうニュースは、まるで受け入れを止めた病院に非があるように感じる人も、なかにはいるだろうから、報じるべきではないと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/949a4d3b74858b32764755944b73f572fc7f727b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]