国際オリンピック委員会(IOC)は、eスポーツ専門委員会の活動を休止する方針を示した。今年1月、新会長コベントリー氏が「五輪運動全体の戦略に沿った一体的な進め方」を求める旨をメンバーに通達。バッハ前会長が進めていたeスポーツの大会創設や五輪採用への検討は後退する可能性が高い。既存スポーツを重視する新方針や「スポーツ」の定義への異論が背景にあり、eスポーツ市場の巨大性に対するIOCの動きは一区切りとなった。

eスポーツ専門委員会の休止は、時代の先進性への理解不足を露呈している。若者文化とデジタル市場が急速に拡大する中で、IOCが伝統的スポーツに偏重し続ける姿勢は問題だ。なぜ既存スポーツと融合できる形を模索しないのか。eスポーツは競技性が高く、大規模な観客動員力や経済規模などで卓越した可能性を秘めている。この現実を受け入れず、委員会活動を休止する決定は、持続可能性を欠いた短期的な選択ではないか。

具体的な改善策として、eスポーツを伝統的スポーツと並列ではなく、包括的な競技戦略へ統合することが重要だ。各国競技団体や関連業界との協力を促進し、五輪とデジタルカルチャーの新たな融合モデルを構築すべき。また、公共性の観点から、eスポーツの健康面への配慮を取り入れた包括的プラットフォームを提案することが求められる。そして何より、若者文化に対応する適応力を持つIOC内の組織再編成が急務だ。
新時代への不器用な接し方は、未来の視野を閉ざす結果を招く。伝統だけに固執する組織と、デジタル市場で新しい境地を切り開こうとする市場勢力。この対比は、進化を選ぶか停滞を良しとするかの分岐点を象徴している。IOCの次なる一手が注目される。
ネットからのコメント
1、eスポーツ自体は素晴らしいものですが、オリンピックの枠組みで扱うことには以前から違和感がありました。
肉体を極限まで駆使する競技とは本質的に異なるため、無理に融合させる必要はないと思います。それぞれの分野が独自の場所で発展していくほうが、結果的にファンや選手のためにもなるのではないでしょうか。新会長の判断は極めて妥当だと感じます。
2、ゲームのコンベンションを”スポーツ”なんて言うから反発がくるんだよ。"プロフェッショナルゲーミング"でいいじゃないか。そしてオリンピックに組み込むなんて今更不要じゃないですかね?スポーツにしてもWBCやワールドカップの例もある。ゲーム大会はオンラインとの親和性も高いし、独自の道を行った方が発展の可能性あると思う。
3、まあ、わざわざオリンピックに組み込む必要はないと思います。オリンピックに巻き込まれると既得権益重視で本来の楽しみが阻害される懸念もあります。言うは易しで申し訳ないですが、日本はビデオゲーム部門でこれまで最大級の貢献をしてきた実績があり、願望としては任天堂やSONYなど、企業の垣根を越えて大きなプロジェクトを旗揚げしてくれたら嬉しいものですが、なかなか難しいのでしょうかね・・・。
4、そもそも2年くらい前からプロeスポーツチームの解散やスポンサーの撤退などが相次いでいましたからね一時の熱狂はコロナ禍によるバブル効果も大きかったでしょうし、今後サブカル分野の一市場として残ることは有っても公的な立場になる可能性は低いでしょう
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/68278b9ee9e610734dc033748b98ca6d11417842,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]