2023年5月3日、和歌山県の白良浜海水浴場で本州最も早い海開きが行われる予定だが、海水浴客の減少が深刻化している。1985年に3790万人だった全国の海水浴場の来客数は、2023年には430万人と9割減少。特に20代・30代の若者の「海離れ」が顕著となっている。原因には、レジャーの多様化、車離れ、日焼けや危険性への懸念、さらにはSNS時代の価値観がある。対照的に、若者の自然志向は川や森の方へシフトし、海辺よりも静かで快適な環境が選ばれる傾向にある。

現在進行形で進む「海離れ」の背景は、日本社会の課題そのものを映し出している。海水浴の衰退は単なるブームの移り変わりで片付けられる問題ではない。交通規制が叫ばれる車離れや、サメ出没や盗撮被害といった安全に対する懸念が、若年層の体験を狭めている。
また、地域全体の環境整備が行き届かず、ゴミの散乱や水質の悪化など、現場での体験価値の低下が深刻だ。
問題の根本は、海が未だに「夏に泳ぐ場所」という従来の役割に縛られ、新時代の価値観に応じたアップデートが止まっている点だ。改善策として、以下を提案したい:
四季に対応した体験プログラムを提供(砂浜ヨガ、ビーチサウナ、自然観察ツアーなど)。環境整備を徹底し、ゴミや水質管理に注力。若者のライフスタイルに寄り添い、安全面やプライバシーの確保、SNS映えする施設の整備を目指す。これらの施策が進めば、海は再び「心地よい非日常」としての地位を取り戻せるはずだ。その一方で、この現状を克服しなければ、海が問答無用で選ばれなくなる未来が続くことを私たちは真剣に恐れるべきだろう。
ネットからのコメント
1、海は好きですが、遊んだあとが大変で、砂や塩水ベタベタを流せないとかなり辛いです。近くに宿泊や、車で訪れていないと敬遠してしまいそうです。近年、猛毒の生物がいたりしますし。山も同じで、マダニやハチ、色々な危険生物、熊など野生動物など怖いなと思います。
どちらも好きなのに、何かと理由をつけて、つい足が遠退いてしまいます。海は入らなくても楽しめるし、気軽に行ける山などに行ってみようかなと思いました。
2、海水浴場の人の減少の理由として最初に思い浮かんだのは若い人が減った事ですが、他に猛暑もあるんですね。また、ゴミについては海外から流れ着く量の増加や、コンビニの増加などもあるのかもと思いました。他にも学校のプールが減少している事もあるかも知れません。水泳教室は人気のようですが。大人の場合もジムが増えていますし。まあ、レジャーが少なかった昭和の海水浴場の写真の混雑はすごいというのもあるかも知れませんが。あるいは水の事故のニュースで離岸流の怖さなどの報道がしっかりしてきたりといった事もあるのでしょうか。
3、海は平成の香りがするという表現が絶妙ですね。かつての海水浴は夏の主役でしたが、今の世代にとっては日焼けや砂の片付け、さらにはSNSへの無断転載リスクといったマイナス面が、海への憧れを上回っているのだと思います。一方で自然界隈と呼ばれる森や湖へのシフトは、単なる流行ではなく、過剰な情報社会から距離を置きたいという切実な願いの表れに見えます。
賑やかな場所でエネルギーを発散するよりも、静かな場所で自分を整える。レジャーの定義が刺激から回復へと変わった証拠ではないでしょうか。
4、海水浴はシャワーや着替えなどの設備がしっかりしていないと遊んだ後のベタベタ感や着替えの面倒さなどが結構ありますよね。食事も海の家があればまだいいですが、ない場合かなりめんどくさい。ついでに溺れるリスクなんかもありますし、車をあまり持たない若者たちにとってはわざわざ面倒な海に行くならプール、になるのかも。とはいえ山は山で最近は野生生物との遭遇リスクなんかもあるので悩ましい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/56cd109585af5eee8deddd108addbad1ea27ea14,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]