子育てにおける「燃え尽き症候群」について、関西大学の古谷嘉一郎教授がその背景と影響を解説しました。親が疲労感や罪悪感を抱え込むことで起こるこの現象は、特に完璧主義傾向の強い人や支援の少ない環境にいる人に多く見られます。燃え尽きの原因として、ワンオペ育児や社会規範が挙げられ、親の心身の状態が子どもの成長にも大きく影響を及ぼす可能性が指摘されています。特に、慢性的な負担が親の心理的距離を子どもから引き離し、最悪の場合虐待やネグレクトに至ることもあるといいます。問題の解決には、社会的な仕組みの改善やパートナーの協力が必要不可欠です。

子育ては社会全体で取り組むべき課題でありながら、いまだ多くの責任が個人や家庭に押し付けられている現状に強い疑問を感じざるを得ません。「母親が担うもの」といった時代錯誤の規範が、多くの家庭に不平等を生み、親を孤立させています。
この制度的欠陥は、子育てリソースの確保を妨げ、燃え尽き症候群を通して親子共に深刻な悪影響をもたらしています。
根本的な解決には、まず国・自治体による柔軟な育児支援策の拡充が急務です。例えば、子育て世帯への専門ヘルパー制度の導入や育児休業の実質的な男女平等普及、地域密着型の育児コミュニティの活性化を計画的に進めるべきです。また、社会全体に根深い役割分担の規範を見直し、夫婦共同の子育てを当たり前の文化にする必要があります。
親の苦しみを「個人の努力不足」で片付ける社会を、この機会に根底から改めるべきです。どれだけの負担を背負わせるかではなく、どれだけの支援を提供できるかが真に問われる時代へと進むべきです。
ネットからのコメント
1、3人の子がおり、長男が軽いADHDと診断されて薬も飲んでいます。勉強や学校生活で問題が起きることがあり、なるべく大きな心で見守るようにしていてもなかなか難しい。妻と子育てで意見が合わないこともたまにあり、そういう時は本当にしんどいなと感じますね。どこの家庭でも同じだと思いますが、それぞれ課題や問題があるでしょうから、どんな親御さんもストレスやしんどさを抱えていると思います。
でもそれを差し引いても我が子はかわいいですし、壁を乗り越えて成長してほしいなと願わずにはいられません。
2、子育ては目に見える成果がすぐには現れず、正解もないからこそ、真面目な人ほど自分を追い込んでしまいがちですね。完璧主義という自覚がなくても、周囲の期待や世間の理想像に応えようとするだけで、心のリソースは着実に削られていきます。自分の育て方が悪かったのではないかと自責の念に駆られる前に、まずは自分自身がリスクとリソースのバランスを崩している状態にあると気づくことが何より大切だと感じました。親が心に余裕を持てることが、巡り巡って子どもの健やかな成長や寛容な社会につながるという視点が、もっと当たり前のこととして広く共有されてほしいものです。
3、子供はね、半分だけ一生懸命にならなくていいのよ。半分手を抜くくらいでもちゃんと育つもんだよ。話をするだけでいいくらい。料理とか洗濯とか家事育児だいたいでいい。塵一つない部屋じゃなくてもいいし料理も総菜買ってきたり冷食でもいいよ、今のは美味しいし。
子育てだけじゃないんだけど手を抜いてゆるりと生きる。そう思ってみる。仕事して子育てして家事をやってなんて到底無理な話。二足の草鞋どころじゃない。イライラもするし泣きたくなる時もある、人間だもん当たり前。手抜きをお勧めしたいね、結局それが子供の幸せかもよ。
4、子育て中はしんどいよ。体も心もね。幼少の頃は、サポートにくたびれたよ。思春期の頃は、親の気持ちをわかってよ、と思っていても、子どもはわかってくれないし、話し合いをしても平行線だ。今思うと、思春期が一番大変だった。家庭でのしつけは大事で、成人したら回りの人に迷惑をかけたり、犯罪をおかさないようになって欲しい、困っている人をみたら、助けてあげられる気持ちを持って欲しいから、親としてやるべきことは、しつけ=怒ることではなく、理解させることが大変だった。子育ては終わったら、責任はなくなり、ほっとした。今は、孫に息子たちがしっかり子育てをしている所を見ているだけかな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8b80ec262baa94e1b21d4fb51b366846ea751efb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]