富士山噴火が発生した場合、関東を中心に都市インフラが大打撃を受けるリスクが浮き彫りになっています。特に火山灰の影響は深刻で、1707年の宝永噴火では、江戸に2週間にわたる降灰が記録されており、同程度の規模の噴火が起これば東京23区で10センチ、神奈川一部で30センチ以上の積灰が見込まれています。降灰は交通網、電力、上下水道、通信など社会基盤を麻痺させる恐れがあり、最悪の場合40万世帯以上が停電する可能性も。火山灰の総量は約4.9億立方メートルに及び、仮置き場の不足や処理の課題が山積しています。国と自治体は対策を進めていますが、住民にも自身の備えが求められています。

現代都市への火山灰の対応が不十分である現状は異常きわまりないと言わざるを得ません。政府や自治体は対策を進めているとするものの、それが市民の安全と安定を担保するには程遠いと言えるでしょう。
具体的には、ハザードマップ公開から約20年が経過しながらも首都圏の降灰被害対策が停滞しているうえ、仮置き場の不足や処分法の未決定など、事前計画の欠陥が散見されます。火山灰という特殊な災害への認識不足が、対応の遅れを招いているのではないでしょうか。

解決には、まず被害想定を多面的に見直し、具体的な予算計画とともに更なる現実的な仮置き場の確保が急務です。また、市民向けの備蓄品配布や防塵マスク購入補助といった、直接的な支援策の拡充を考慮すべきです。そして第三に、インフラ業界間の連携を強化し、灰被害を限定的に止められる技術や手順を早急に確立する必要があります。

「火山灰が命を奪うことはない」では片付けられません。社会の心臓とも言える都市機能が止まる現実を想像してみてください。私たちが備えない限り、自らの足元を崩壊させる未来を迎えるのです。休む間もなく、対策の加速が求められます。







ネットからのコメント
1、NHKの富士山噴火の番組を見て本当に恐ろしくなりました。鹿児島では桜島の噴煙による降灰が多いと聞きますが、番組で想定される噴火の規模による大都市東京そして関東圏への被害を想像するだけで背筋が寒くなります。この想定に更に猛暑の夏季、台風シーズン、厳冬期などのその季節やらの悪条件が重なったら、もう甚大な被害となることは必至です。官民ともにその機能が麻痺することは必然でしょう。
個人として出来限りの対策を講じる必要を感じました。良い番組だと思います。今週末の後半にまた大いに期待しています。
2、一番の対策は、とにかく何でも東京に集めようとせず、日本全国いろんなところに事業拠点や研究拠点、データセンターや本社のバックアップを分散させること。火山灰に対する有効な対処法は一切ありません。灰と名付けられていますが、実態はガラスの粒です。吸引すれば重度の喘息や肺気腫などを引き起こし、電車の架線につけば一発で停電して電車は止まり、車のタイヤもスリップするし、エンジンの吸気口のフィルターもすぐに目詰まりして動かなくなります。鹿児島の火山灰対策でもブルドーザーや清掃車が活動してますが実際に鹿児島に行けば分かりますが、それでも歩道はザラザラしてます。除去しきれません。噴火するとすれば頂上からの噴火ではなく、宝永噴火のような富士山の側面からの噴火になると思いますが。それでも首都圏の電車や新幹線はすべて止まりますね。電気も。巣ごもりしたって電気もネットも使えなくなりますよ。
3、ガスや水道は地下に埋められているので、電気が止まっても供給されます。ただ、停電するとガス給湯器が動かなくなるので、お湯が出なくなります。そして、ガス供給施設や水道施設も電気を必要とするはずです。重要施設なので、ガス供給施設や水道施設には非常用発電機が備えられていると思いますが、その燃料も重油などだと思います。物流がストップすると、そういった非常用発電用の燃料供給が滞り、いずれ全てのインフラがストップすると思います。東京の都市機能が停止すると、国家機能自体がストップしてしまいます。今のうちに、大阪やその他の地方に、臨時首都を設置する準備が必要だと思います。
4、富士山の噴火と東京大地震は言われて久しい。未だに何も起こってないけれど、いつかは必ず来る。折に触れて危険性を告知し続けることは大事だと思うし、いつきても良いように準備怠りなく備えることも必須だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/07aa562c52318b4957c025658909bf88a3ce0c8a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]