事件概要:
2025年夏、全国で花火大会が開催される中、大阪・関西地域では万博の影響で異例の対応が続出。なにわ淀川花火大会をはじめ、兵庫県の淡路島まつり、いたみ、加東市の花火大会が例年の7〜8月開催から10月以降へ延期された。理由は、万博開催に伴う警備員不足と人件費高騰。
加東市の担当者によると、警備会社から「8月は人が動けない」との見通しが寄せられていたという。また、全国的に警備費対策として有料席の導入が進み、1席5000円〜10万円のVIP席まで多様な価格設定が行われている。
コメント:
本来、地域に根差した夏の風物詩である花火大会が、大規模イベントの「人員吸収」によって次々と延期されている。これは単なる日程変更ではなく、地方自治の機能不全を示す象徴的事例だ。
問題の根本は、万博に人員と資金が集中しすぎる一極構造にある。地域行事とのバランスを取る制度的調整が存在せず、結果として住民の夏の楽しみや地域経済への波及効果が損なわれている。
解決策として、まず国や自治体による警備人材の地域別優先枠の導入。次に、大型イベント開催時には近隣行事への補助金交付制度の新設。そして、民間警備の人材育成と報酬基準の平準化も急務だ。
「一部の輝きのために、無数の光が消されてよいのか?」——この問いを、今こそ政策決定者に突きつける必要がある。全体の調和が取れない祭典に、真の祝福は訪れない。
ネットからのコメント
1、うちの近くの自治体の花火大会は、8月開催だったものが、ある年、運営側のトラブルで10月に延期になりました。涼しいし、日が暮れるのも早いから早く始められるし、思いのほか好評だったのか、翌年から毎年10月開催になりました。10月開催がまだ少ないので、規模の割に沢山人が集まっています。これからは気候の穏やかな秋や春にやるのもいいと思います。夏の暑い中で見る花火も風情はありますけど、最近は夜でも危険な暑さになってきていますから。
2、10月にやるのは8月より涼しくて観覧もしやすそうだから全然いいと思う。けどそれは「花火を楽しむ」という意味で。
夏休みに彼女、彼氏と花火大会、暑い中で食べるかき氷の美味しさ、花火は夏の風物詩という概念が無くなるのはちょっと寂しい。が、アラフォーは綺麗な花火を見たいだけなので10月開催は大歓迎。
3、真夏の花火大会は観る方にとっても苦行になるから、秋とか、初冬とかに開催してくれるとありがたい。日落ちるのも早くなるし、時間的にも見やすい。
4、テレ朝的には万博のせいで警備費が高騰して夏の花火大会が秋にズレて困りますよね。と遠巻きに万博批判にしたいところが、花火を観たい側は夜でも暑い夏より秋の方が涼しくていい。という好意的意見でテレ朝の目論見通りにならなさそう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/31f925e7ac3e2903d5e97f61a8538a1f7740a137,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]