2008年の派遣村設立から10年以上が経過し、日本の社会構造は急速に変化し、「アンダークラス」と呼ばれる新しい最下層が形成されました。その人数は900万人を超え、年収の平均は216万円と正規雇用者の半分以下。アンダークラスの多くは非正規雇用であり、努力では克服が難しく、学歴や職業的地位が世代を超えて格差を固定化していく特徴があります。さらに、この層における女性の貧困問題や最低賃金レベルの増加が深刻化し、社会の健全な循環を阻害する「学習性無力感」や「自己責任論」による心理的障壁が助けを求める力を奪っています。
日本の社会構造の変化がもたらした新しい問題、その核心は「努力の無効化」による格差の固定化です。本来、努力やスキルで社会を上向きに変えるのが健全な仕組みのはず。しかし現代日本では、学歴や社会経済的地位が固定化し、それが世代を超えて引き継がれる異常性が際立っています。政治は最低賃金の向上や正規雇用の比率拡大、税制を利用した所得再分配、そして女性やシングル世帯への支援などに早急に取り組む必要があります。
また、EU諸国のように非正規雇用を抑制し企業への制度的インセンティブを活用する改革が不可欠です。背景には、困窮層への支援不足や「自己責任論」の蔓延による心理的負担があり、社会の健全な循環が停滞しています。このままでは、未来を切り拓く活力が失われ、社会全体が衰退へ向かってしまうことでしょう。努力が報われる社会を再構築することこそ、今後の課題解決の鍵となります。
ネットからのコメント
1、消費税は消費行動を我慢すれば抑えることがある程度可能。しかし国民健康保険税などはいくら病院に行かないように自助努力しても納税額110万円まで20%近くで徴収される。市議員などが国保逃れで問題になっているが、公的な職業に就いている人すら脱税に走るくらい中・低所得者には厳しい税制になっていることを国会議員は認識して欲しい。
2、ここ30年で、日本企業にとってどんな有能な従業員もコストでしかなくなった。出来る日本企業の経営者とは、人件費をカットして業績を上げる人の事を言うようになり、人手不足と言う割には、相変わらずアルバイトや非正規を搾取して会社を回す。
そして、それを本来修正する側の政治家が非正規大量生産を後押しして、国民自体が、非正規大量生産を推進した総理大臣を熱狂的に応援してきた。日本人の利己主義と、改革だと見た目だけに安易にだまされる日本人の愚かさが招いた事で、特に中間層は、今も自分達が不利益を被るかもしれない総理大臣や政党を熱烈に支持してるから、中間層が没落して貧困層化するのは仕方ないと思う。
3、野村総研が発表している金融資産ピラミッドにはアンダー層などなく金融資産3000万以下は一律マス層だ。そしてこれが国民の半分以上を占めるから実はこの内容が肝心なのに、金融機関にとって資産運用の太客にならないからひとまとめにされてる感じだ。日本には3000万どころか50〜60代になっても500万の資産もない人が山ほどいる。その人たちがこれから大量に高齢化するよ。若い人たちが心配である。選挙に行きましょう。
4、今みたいに物価は上がり、税、社会保障費も上がり、でも多くの中小企業の給料は上がらない。2,3年前にギリギリで暮らしてた人はとっくにアンダークラスでしょ。
残念ながら今後も物価、社会保障費が上がることはあっても下がることは考えられない。アンダークラスは増々増えていく。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d06df3f716fb77609f35bad39f1228866975f16a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]