【事件概要】
2025年8月5日、第107回全国高等学校野球選手権大会が開幕するにあたり、出場49校のベンチ入り選手の出身地を調査した結果、2校(健大高崎・高知中央)で地元出身者がゼロであることが判明した。最多で95~100%の選手が他県から集められた「外人部隊」とされるチームが複数存在する。
通信制高校や中高一貫の私立校などが多く、県外からの優秀な選手を寮生活などで受け入れる形式。全国3680校・3396チームの中で勝ち上がった強豪が、地元とのつながりを持たずに甲子園の舞台に立つ構造が浮かび上がった。
【コメント】
「地元代表」の看板を掲げながら、実態は県外出身選手ばかりの高校が存在する現状は、もはや異常と言わざるを得ない。健大高崎や高知中央のように、ベンチ入り全員が他県出身となれば、それは「全国選抜高校野球」であり「地方代表制」の根幹を揺るがす。問題の本質は、学校間競争と進学実績偏重がもたらす「勝利至上主義」だ。選手の囲い込みは制度上合法だが、地元選手の育成を蔑ろにする姿勢は公教育の理念と乖離している。対策として、①選手登録に「地元枠」の導入、②中学時代の出身地比率の開示義務、③強化部活を持つ高校への地域連携評価制度を導入するなど、制度的修正が急務である。
「全国の才能」と「地域の誇り」が衝突するいま、教育の名を借りたスカウト競争が正義となる社会に、私たちはどんな未来を託すのか。
ネットからのコメント
1、この手の話しは嫌がる人多いと思うでも外人部隊とは名称よろしくないのでせめて県外~にしたらよいかな。前横浜高校の渡辺元智さんがおっしゃってた「県外生は5人くらいが理想であとは県内生である事が良いと言っていた。県内の中学生の事をしっかり考えられてるなと思った。だから地元能見台の商店街や地域の方々の熱い声援を受けられるし、何より県内チームからも愛され目標憧れ夢の高校野球チームとされてきた。もちろん県外の子でも良い子や横浜高校から巣立ち活躍されている子も多い。要はバランスが大事なのかなと感じている。
2、個人的には各県の甲子園出場校は地元の選手が多い方が嬉しいが、それはそれとして『外人部隊』という名称は如何なものか。シンプルに『県外部隊』か『外様部隊』の方がまだ印象が良い気がする。
3、外人部隊という言葉に違和感を感じます。特にそのあとすぐに京都国際の紹介があったので、ベンチ入りした選手のほとんどが「外国人なのか」と思ってしまう。
「外国人」という言葉の略称が「外人」であり、今では差別用語だ、という議論もある中で、このような記事で「外人」とラベリングするのは違和感しかない。普通に「県外選手」じゃダメなのか?
4、外人部隊なんてそれこそ昔からあるじゃないの何をいまさらという感じなんですが…鳥取、島根、福井なんかの私立は40年前には既に外人部隊…というか、この頃は「野球留学」と呼ばれていたのが沢山ありましたよ地元の近畿じゃ甲子園に出るのはとても厳しい、でも参加校の少ない地域なら行けるって事で自分の力に自信のある選手が他県へ高校へ入学していた
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/90fc59e19398d7c7c9c0cd822da00c175fbbc3d5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]