8月10日午後6時10分までの1時間に、福岡市西区付近と糸島市付近で約110ミリの猛烈な雨が観測され、「記録的短時間大雨情報」が発表された。九州北部では局地的に雨雲が発達し、土砂災害や浸水、川の増水の危険が高まっている。警戒レベル3では高齢者や障害のある人が避難、レベル4では地域全員が避難、レベル5では既に災害が発生している恐れがある。
避難指示がなくても危険を感じたら自主的に安全な場所へ移動するよう呼びかけられている。
今回の豪雨は、自然現象でありながらも人命への影響は深刻だ。近年、記録的短時間大雨が頻発しているのに、防災インフラや避難環境の整備が追いついていない現状は異常である。特に都市部では排水能力不足、避難所の収容限界、情報伝達の遅れが顕著だ。第一に、地域ごとの排水設備と河川改修を早急に進めること。第二に、高齢者や要支援者向けの近隣避難所を増設し、物理的距離を縮めること。第三に、避難情報を瞬時に届ける多重通信網を確立することだ。自然の猛威に対抗する唯一の道は、備えを社会全体の標準にすること。命を守る仕組みが整わないまま「想定外」を繰り返す社会では、同じ悲劇が何度でも訪れる。
ネットからのコメント
1、現在、線状降水帯下に身を置いています。大きな雷の所為でテレビが故障してしまいましたが、ネットとラジオは使えるのでそちらで情報は得られています。備蓄も安全環境も満たしているので我が身に危険はありませんが、時間によって尋常ではない雨が降っているのは確かです。各所で被害も出ているとのこと、皆さま決断と行動はお早めに、ご自身の身の安全が守られる方法を。
2、先日、被害の出た鹿児島県住みです。想像しにくいかもしれないけど、110mmの雨は台風の時の暴風雨とは全然違います。むしろ台風の時の暴風雨のほうが可愛く感じるぐらい、ただただ恐怖すら覚えます。私の住んでいる地区もやっと復旧しつつある状態なので、被害が出ない事をお祈りするばかりです。
3、現在も福岡県を中心に激しい雨となっているようだ。
梅雨末期のような梅雨?前線が停滞しているためだ。また、“大気の川”と呼ばれる大量の水蒸気が日本列島を覆い尽くしているため、災害の発生切迫度はいつにも増して高い。梅雨明けして夏真っ盛りの時期にこれだけの雨量は前代未聞の事態。2017年7月に九州北部地方で発生した『七夕豪雨』に似ている状況で危機感を持っている。現地の方々には少しでも命が助かる最善の方法を取って行動して欲しい。
4、福岡市住みですが雨や雷の音が凄く、まだまだこれからが本番だと言いたげな空模様が続いていますね。私は自宅近くの天神や博多も冠水しているということもあり、今日はずっと自宅で美味しいものでも食べながらゴロゴロするつもりですが、近辺でお出かけされる方々はどうかお気をつけください。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ed7405c59ff74548f936fc6a3eb465732b02999f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]