2025年8月10日、第107回全国高校野球選手権大会に出場中の広陵高校(広島)が、野球部員の暴力事案とSNS上での誹謗中傷拡散を受け、出場辞退を表明。3月に高野連が処分済みだったが、新たな告発文も流れ第三者委員会で調査中だった。9日の臨時理事会で辞退を決定し、10日12時30分に堀正和校長が大会本部に申し入れ。生徒への中傷や爆破予告など具体的脅威が確認され、警察が警戒を強化。
中井哲之監督(63)は指導から当面外れる。選手は同日広島に帰寮、保護者会で説明予定。
この事案は、学校運営と大会組織の危機管理能力の脆弱さを露呈している。暴力事案は3月に処分されたにもかかわらず、追加の告発や憶測が拡散し続け、事実確認が遅れたことが混乱を拡大させた。第一に、SNS時代に対応した迅速で透明な情報発信体制の欠如が問題だ。第二に、内部統制や再発防止策が事後的で、未然防止への仕組みが弱い。第三に、選手や関係者を守る安全確保が後手に回り、爆破予告などの脅威を大会辞退という極端な形で回避せざるを得なかった。改善には、①事案発生直後の即時公表と一次情報の一元管理、②独立した常設調査機関の設置、③大会と学校が連携した警備・危機対応マニュアルの常備化が不可欠だ。勝敗以上に守るべきは選手の安全と信頼であり、それを揺るがす運営体制は、いかなる強豪校であろうと容赦なく改められるべきだ。
ネットからのコメント
1、校長も監督も辞めるべきでしょ。もう野球部の問題ではなくってしまった。学校全体の大問題。そこまでにしてしまったのは、その大人たち。生徒の守り方を間違えた。守るどころか全生徒に被害がいっている。その責任は取らなきゃいけないですね。SNSでの誹謗中傷が…と言ってますが、そもそも初期対応が酷すぎた。出場辞退のタイミングは最悪でした。
2、もともと被害者生徒からの訴えに真摯に対応せず、その親のことを小馬鹿にするような対応をしたのが発端になっていることからして、この監督の責任は重大。広陵高校から監督親子に去ってもらうしか再生の道はないのでは。
3、かつてNHKの高校野球中継で広陵高校の中井監督は、選手に慕われ中井監督ではなく中井先生と呼ばれています。と聴きました。また、実際の練習の様子も放送され、野球でレギュラーに成れるか、どうかなど関係ない。社会に出てからが勝負だと、言われている場面が放送されてました。しかし、今回の件で全く違う事をされていた。と言う事になってしまたのですかね。非常に残念です。
とにかく被害にあった学生さんのケアを第一にしてほしいです。
4、この監督の実績を見ると相当凄いから、学校でもかなり忖度されるタイプの権力者なんだろうね。監督が辞退すると言わなければ、校長始め学校関係者は何も決められない。今回は騒動が大きくなりすぎた為に、ようやく監督に辞退を相談した感じかな。辞退を強く促したわけではなく、あくまで相談レベルの態度で。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ab46e64ec1226c436024727414c2feb36da5e38c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]