8月10日、実業家の三崎優太氏がXで、高校野球第107回全国選手権で広陵高校(広島)が暴力行為を理由に出場辞退した件に私見を表明した。広陵は7日の初戦で旭川志峯に3-1で勝ち2回戦進出を決めていたが、大会前に暴力事案がSNSで拡散し、世論の高まりを受け辞退を発表。三崎氏は「いじめはダメだが、ネットリンチで辞退に追い込むのは過剰」と述べ、過熱する反応への疑問を投げかけた。
この件はSNSで「出場辞退」がトレンド入りするなど大きな波紋を広げている。
ネット空間での炎上が高校生の夢を奪う現状は、異常だ。確かに暴力行為は許されないが、全員が一斉に糾弾し、競技の場から排除する行為は、社会が自らを正義と信じて加害者になる危うさを示している。本質は、SNS世論の過剰反応と、それに迎合して即座に処分へと動く制度の脆弱さだ。まず、事実確認の徹底と第三者機関による公正な調査、学校・大会運営側の段階的な処分制度の整備、SNS拡散に伴う情報モラル教育の義務化が必要だ。正義は冷静さを欠いた瞬間に暴力へと変質する。私たちが守るべきは、「罰する快感」ではなく「公正な手続き」と「未来ある若者の更生の機会」だ。
ネットからのコメント
1、一昔前なら加害者は試合に勝って、喜んで、場合によってはメディアに取材を受け、監督と選手の美談にされていたかもしれない。
その一方で被害者はおぞましい事実が世間に知られることなく、泣き寝入りするしかなかった。すべては最初に相応の処分をしておけば起きなかったことだと思う。権力者による不正や隠蔽を暴き出すためには、こういう手段も必要だと思う。
2、確かに世の中やり過ぎてるなと思う事もあります。しかし、広陵高校の件はイジメじゃなくて犯罪です。今回の広陵高校の出場辞退に追い込んだみたいな風潮に関しては、やりすぎ、やりすぎじゃないという問題ではないです。
3、記事主に同意やし、気の毒のように思う。悪いことをしたからって、抗議電話や殺◯予告までが正当化されてはならないと思うし、それを煽るSNSも俺はあかんと思う。それに大会中に大騒ぎするのもなんか腑に落ちない。広陵を擁護する気はないが、SNSでの過激な批判も違うと思う。それでも、広陵には、ちゃんと事実関係を整理してほしいし、対応はちゃんとして欲しい。
4、発覚した時点できちんと調査・対応していたら、ここまで大事にならなかったと思う。加害生徒を守ったような対応からすると主力選手なんではないか?など余計な詮索されるようになったのも良くなかった。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d6cf59097d68f8921c268c32d81b9caf5491a2c0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]