事件概要:近年、40代・50代のミドル世代の転職が急増し、10年前に比べて約6倍に達している。転職者の多くは、業界や会社の将来に対する不安を抱え、新たなチャンスを求めている。しかし、転職後の現実は厳しく、年齢や経験から来るカルチャーギャップや適応の難しさが浮き彫りになっている。例えば、40代でIT業界に転職したドングリさんは、年下のリーダーに厳しく指摘され、悔しい思いをしている。
転職後、収入が激減したアワさんは生活の困難さに悩んでいる。これらの状況に対し、転職エージェントや専門家は、リスクを伴う転職には覚悟と主体的な行動が求められると警告している。
コメント:転職は確かに新しい挑戦の場となるが、特にミドル世代にとっては、実際の転職先での苦労が予想以上に大きい。転職を考える際、求められるのはスキルや経験だけでなく、新しい環境に適応し、柔軟に考え、積極的に行動する姿勢である。40代以上の転職者が直面する問題の多くは、単なる業務スキルの不足だけではなく、カルチャーやマインドセットの違いによるものだ。これを乗り越えるには、まず転職先の文化や求められる姿勢を理解し、前職で培った能力をどのように活かせるかを見極める必要がある。
また、企業側のサポート体制も改善が求められる。新しい職場においては、指導のフレームワークやメンタリングの充実が重要だ。特に年齢を重ねた転職者に対しては、スムーズな適応を支援するための導入期間やサポートが不可欠であり、企業はその点を真摯に見直さなければならない。
転職後に迷ったり後悔したりすることもあるかもしれないが、挑戦し続けることで得られる新たな視野やスキルは、決して無駄にはならない。
ネットからのコメント
1、55歳で転職予定です。今の会社で色々とイヤな思いをし続けてきました。
かつて定年60歳なら、55歳なら『あと5年!』と我慢したでしょう。しかし、今は定年が65歳になり、その間にいつ70歳ってゴールが動くかもしれない。だったら、場所を変えて新鮮でしがらみない会社で残り10年、ひょっとしたら15年を送りたいと考えました。もちろん、給料が下がる、分からなくてイヤな思いをするだろな、とは思いますが、今のモヤモヤしながら続けるよりいいです。幸い一社内定いただき、そこは条件が悪く断りましたが、2社目で決まりそうです。50代でも条件を緩めれば、内定もらえるんだなって思った次第です。
2、何歳だろうが転職したら新人でしょう。それで新卒以上の給料を貰うのなら、年の功を見せながらかつ下っ端としてこれまでの経験を活かしつつ仕事を教えてもらって身に付けないとです。とにかく仕事を覚えさせてくれる人間を見つけて、ひっついて、メモ帳片手に「私は仕事を覚える意欲があります」とアピールしながら適応していくしかないでしょう。で、仕事を覚えたらどんどん積極的にこなして「私は使える人間ですよ」と見せつけないといけない。
そしたら評価も上がって周囲も認めてくれる。当たり前のことです。
3、私の職場にも、無駄にプライドばかり高い40代の方が転職してこられましたが、残念ながら業務面ではほとんど貢献がなく、周囲からは「扱いにくい人」という印象を持たれていました。やはり新しい環境では年齢に関係なく謙虚さが必要であり、特に年下からの指示も素直に受け入れる柔軟さがなければ、信頼や評価は得られません。転職はスタートラインに立ち直る覚悟があってこそ成功するのだと思います。
4、近年は、大企業の黒字でのリストラが増えてきている。ある程度の能力有る人が転職市場にいるからなかなか難しいように感じる。実力で取ってきた契約も、実は会社のブランドや長年の実績ありきで取れていた可能性も高い。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8a322c1bfbe7191862154266a3912c807fbb0cdc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]