事件概要:2025年7月31日、英国のシンクタンク「王立防衛安全保障研究所」(RUSI)のサイトに、英国空軍のスチュアート・グレゴリー大佐による「英国はすでに日本と軍事同盟を結んでいるのか」という論考が掲載されました。グレゴリー大佐は、日英両国が進める次世代防衛能力の強化が、米国の安全保障主導に対抗するものとみなされる恐れがあると指摘しています。
特に、日英両国は第6世代戦闘機プログラム(GCAP)を進め、2035年以降の本格生産・配備を目指しており、これが義務を伴う協力関係を示唆しているとしています。さらに、米国との信頼関係を損なわないよう慎重な調整が求められると警鐘を鳴らしています。
コメント:日英間の防衛・経済協力が進展し、次世代型防衛能力を共同開発する動きが加速しています。特に、第6世代戦闘機プログラムは、米国主導の安全保障に依存しない独自の防衛力を強化する意味合いが強いものです。この方向性には、今後の国際政治におけるバランスをどう取るかが非常に重要となるでしょう。米国との信頼関係を保持しつつも、独自の防衛力を強化するためには、透明性のある調整と戦略的な意思疎通が求められます。日英両国が協力を深めることは、地域の安全保障にとって重要な意味を持つ一方で、その影響が米国の反応をどのように引き出すかを慎重に見守る必要があります。
ネットからのコメント
1、日英同盟を象徴するのが第二特務艦隊の活躍です。不幸にして第二次世界大戦では袂を分かちましたが、同じ島国として海上交通の重要さを骨身に染みて理解できる間柄です。関係の発展が期待されます。
2、現実的な意見ですね。日本では軍にかかわる人がこういった意見を表立って言うことはありえない。というか、何故か許されない。世界的に見て、日本は明らかに異質。それは、本当に平和につながる話なのか?タブー化することは、平和につながるわけではないと考える。
3、クアッドやインド太平洋は安倍総理の世界戦略だが、石破総理はアジア版NATOで基本的にアジアの近隣諸国と繋がる構想。中国と対峙するのに中国の傘下に入ってどうするつもりなんだろう。まさか中国を御しきれると思っているんだろうか?やはり、江戸時代から縁のあるイギリスとの同盟は良い判断だと思う。但しイギリスは悪どい部分もあるから気を抜けないとは思うけど。
4、次期主力戦闘機の開発を行っていますが、開発が済んでも、米国が戦闘機を買えと脅してくるような気がします。
日本も英国もそれを断ることができるような気がしません。完全に米国と手を切れない限り、脅しに屈するしかない状況だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/956aacf84292afb73512481ff8b866e6e8608329,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]