事件概要:2025年8月7日に放送されたNHKの連続テレビ小説『あんぱん』第94話で、視聴者の間で驚きと困惑の声が上がった。物語は、登場人物・嵩(北村匠海)が「漫画を描きたい」と言うシーンから始まり、その後、ナレーションで「5年後」と急に時間が飛ばされる展開に。前日の第93話では、メイコ(原菜乃華)と健太郎(高橋文哉)の結婚が描かれ、急展開が続いていた。
視聴者からは「展開が急すぎる」との声が多く、特に前半の名場面ラッシュとのギャップが指摘されている。この急な時間飛ばしに対して、ドラマの進行が雑だと感じる視聴者も多く見られた。
コメント:『あんぱん』の急展開は、その驚きとともに視聴者に大きな不満をもたらしている。特に、ドラマの前半で登場人物の感情の波を丁寧に描写していたのに対し、後半で時間が急に飛んでしまうという展開は、視聴者に置き去り感を与える結果となっている。物語の中盤での急激な加速感や、急展開に頼りすぎる作劇は、視聴者の感情の流れを一瞬で切り裂いてしまう。これは、ドラマとしての成り立ちを崩す危険な兆候だ。
このような展開が批判されるのも無理はない。まず、ドラマにおいて時間の経過を丁寧に描くことは、視聴者が物語に共感し、キャラクターの成長を実感するために欠かせない要素だ。
こうした点が急に飛ばされてしまうと、物語の信憑性や感情の繋がりが失われてしまう。改善策としては、次のような点を考慮するべきだ。
登場人物の心情の変化をゆっくりと描写し、視聴者の感情の盛り上がりを保つ。ストーリーの進行を一貫性のあるペースで進め、過度な時間飛ばしを避ける。視聴者が納得できる形で時間を進める方法を模索し、劇的な変化が必要な場面であっても違和感を減らす。このような工夫があれば、『あんぱん』はさらに良質な作品になり得るだろう。
ネットからのコメント
1、主人公はのぶだからね。のぶとその家族のお話のはず。妹たちの話もあっていいでしょう。前半のぶが勇ましすぎて、出番が多くて頼りないたかしの方がこの話のヒロインかと思ったほどだったけど。ある程度史実にそっているんだから、何事もない平穏な日々が続いて、ドラマにすることもない時期だってあるでしょう。無理に創作して妙なエピソードを挿入するより進むところはサクッと進むでいいと思います。これからのぶが支えつつ、手のひらに太陽をとか優しいライオンを経て、アンパンマンに向かっていくのでしょう。
2、やなせさんが三越に勤務されてた期間が5年ほどだったこと。その間手がけた有名な包装紙のエピソードも描かれたし、残りの数あるエピソードも描きたいからこその5年飛ばしでしょう。何の違和感もありませんね。いよいよ嵩が漫画家として独立します。のぶと二人三脚で逆転しない正義を追求する。ここから先を見ずして終われるものですか。とりあえずはタクちゃん笑との恊働が描かれますよね。離脱したい方は離脱したらよろしいかと思いますが、私はこれからのさらなる盛り上がりを楽しく見届けたいと思います。
3、もう物語は後2ヶ月を切っています。本筋以外の脇役にスポットを当てている暇はありません。恐らく、アンパンマンのアニメは大人の事情で触れる訳にはいかないでしょうから、アンパンマンの子ども向け絵本を出版したあたりで(つまり最初に出て来た50歳くらいの二人)終わると考えています。それでもこれから、嵩が影響を受ける綺羅星の如く才能の持ち主たちとの邂逅が肝。いずみたく(いせたくや)さん、永六輔さん、手塚治虫先生…これからも名場面はあると思いますし、メイコの結婚·出産や嵩が百貨店勤務していた時期は本筋には影響ないので飛ばしても致し方なしかと。
クライマックスに向けての本来の物語が始まるときと個人的には解釈しています。
4、今年50歳になるおじさんですが、そのおじさんでも幼稚園の頃にすでにアンパンマンはあった。もちろんアニメではなく、絵本だったけれど。タイトルにあんぱんとあるように、アニメまでは触れないまでも少なくとも絵本のアンパンマンがヒットしたことには触れると思う。そして、そこに辿り着くまでにも「手のひらをたいように」とか色々濃いエピソードがある。それらを残り1ヶ月ちょっとで描くとなると、ある程度飛ばすのは仕方ないんじゃないの?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c9b482bf1a996e8de688cf460a8612b3629c7a09,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]