事件概要:
田中芳子さん(78歳)は、自宅で転倒後、認知症が進行し、要介護3となり、特別養護老人ホーム(特養)に入居しました。特養は経済的負担を軽減できるため、多くの家族に選ばれる施設ですが、芳子さんが入所して半年後、息子の元に涙声の電話がかかり、施設の環境に驚愕しました。
部屋は汚れ、芳子さんは痩せ、清拭や着替えもされていなかったのです。施設側は職員不足を理由に基本的なケアが行き届かない状況にあり、この問題は広く存在しています。介護職員の多くが人手不足を感じており、介護施設でのケアの質にばらつきが見られることが指摘されています。芳子さんはその後、施設を転居し、在宅介護が続きましたが、介護者である息子にも大きな負担がかかっています。
コメント:
この事件は、現代の日本が抱える深刻な社会問題を浮き彫りにしています。特養に入所しても、必ずしも安心できるわけではない現実は、施設内の労働環境や人手不足に起因しています。介護職員の過重労働は、職員の離職を加速させ、結果として施設のケアの質にばらつきが生まれています。
介護施設の改善には、まず人手不足の解消が急務です。例えば、介護職員の待遇改善、労働環境の整備、外国人労働者の活用を進めるべきです。さらに、家族が施設に全てを任せず、定期的に状況を確認することも求められます。社会全体で高齢者の尊厳を守るためには、制度と意識の両面で支援を強化しなければなりません。このような問題が放置されることは、社会の信頼を損ね、最終的には高齢者自身をも傷つけることになります。
ネットからのコメント
1、介護士ですが、現状特養の入所待ちは100人がザラですが、要介護3ですんなり入れた事の方が驚きです。 入所して月1も面会しないでご家族は心配じゃなかったのですか?半年も1人にさせた、ご家族の方に問題ありだと私は思ってしまいます。有料やサ高住、老健などの施設入居されたとしても、面会なしは寂しすぎますし、施設に丸投げされても、出来ないサービスもありますので、ご家族と共有、共同で支援していく気持ちが大切だと思うのです。悪意ある記事はやめて欲しいですね
2、なんというか親が施設にいた経験からすると盛ってる気はするけれども、そもそも「生かしすぎ」な感はあるなと思います。
残酷な言い方だけど、寝たきりの人が多すぎるんじゃないかな。欧州ではこういった問題があがらないというところ、おそらく考え方が違うのでしょうが、健保や介保の財政がひっぱくしていようとも生きながらせさせる医療ばかりだし、自分の親ももう数年寝たきりだからお金も大変だと思うし見るのもつらいし。外人スタッフは入れたくないというのなら介護される人の人数を減らすほかないですね。
3、ウソだなあと思います。ウソでも面白いならいいけど、一生懸命されてる介護職の方々に本当に失礼ですし、イメージダウンになりかねません。実は先般、認知症もある要介護3の87歳の母を特老に入所させましたが認知の症状がひどくて結局退所となり,現在病院に入ることになりました。でも退所にはなりましたが,日々なんとかしようと努力され,ご連絡も頂き,感謝しかありません。
4、老人ホームに預けたから全てやってもらえて当たり前の意識を変えたらいいのではないかと思います。衣替えの時期だけでもいいから衣類の管理やボロボロになった下シャツを買い替えるだけでもしてほしいですが。
家族からお金を渡されて職員がプライベートの時間に買いにいったりしていますよ。面会にさっぱりこない利用者は可哀想だなと思います。久しぶりに面会にきて、私が誰かもわからなくなったという家族もいますが、こちらからしたらたまにしか会わない家族の顔忘れるでしょうが、、と心の中でつぶやいてます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d91333e4414a482ff0eb8a1ce8fe0f180bc40906,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]