広島の広陵高校は、2025年8月10日に開催中の第107回全国高校野球選手権大会への出場を辞退した。原因は1月に発生した部員間の暴行事案で、寮内で1年生が禁止されていたカップラーメンを食べたことがきっかけとなり、上級生から暴行を受けた。この事件は3月に学校が報告し、厳重注意が下されたが、その詳細は非公表とされていた。事件を受け、被害生徒は転校を決定。
SNSなどで学校や選手への中傷が広がる中、専門家は寮生活や部内での上下関係が暴力の温床となる可能性を指摘しており、改善策として部外の目を入れる環境づくりや、競争を和らげる制度変更を提案している。
この出来事は、学校やスポーツ界の文化に潜む問題を浮き彫りにしました。強豪校での厳しい上下関係と閉鎖的な環境が、選手間で暴力を引き起こす温床になり得ることを、改めて認識する必要があります。このような事案が今後も発生しないためには、学校側の積極的な改善措置が求められます。
まず、部内の文化を変えるためには、競争を過度に強調せず、協調と成長を重視する価値観を育むべきです。部員間で平等に意見を交換できる環境作り、上級生と下級生の関係性をフラットに保つことが求められます。また、寮の運営においては、外部からの目線を意識させるため、異なる学年や部活の生徒との共同生活を取り入れることが効果的でしょう。
さらに、強い競争を煽る「1軍」「2軍」などの区分は、逆に部員間での差別や偏見を助長します。学校は、チーム間での分け隔てなく、個々の才能を最大限に活かす方法を模索するべきです。
このような問題を解決するためには、制度改革と意識改革の両面が必要です。学校側は、単に勝利を追求するのではなく、選手たちが心身ともに成長できる環境を整備する責任を負っているのです。
ネットからのコメント
1、家遠かったから寮に入ってたけど下級生は大変だね、部の単位で入寮してる子は部の上下関係が日常も続くのは更に大変だよな、1年生で1月だから、ほぼ1年寮にいてルール破れる子も大概だと思うけど、なんだろうね。結局高校生といえどいろんな子がおって中にはとんでもない子が居る時もあって、子供だけで管理さすのは無理がある、常にしっかりした大人を管理人に据えないと、いつかは起こり得る事だろう。子供は良し悪し関係なく強い子に影響されやすいからな。
2、寮生活はしたことはないが、高校時代は同期に通学組と寮組の両方がいた。先輩後輩などのヒエラルキーが私生活にまで及ぶのが耐えられないから、自分は寮には絶対入れないと思った。
でも今や先輩が後輩に理不尽な要求をし黙認して良い時代でもない。職業としての寮長とその代理人が入居者を管理して、個々の生活の過剰な干渉を許さないようにすべきでしょう。
3、学校は、実際何があったのか知っていたが、甲子園の為に事実を報告しなかったのでは。広陵の校長は、広島高野連副会長です。厳重注意は内容の公表されない事を知っていた。学校、監督、野球部。全員が、甲子園の為に、事実を捻じ曲げていたなら、事はかなり重大です。情報によれば、被害届が提出され、受理されているとのこと。事実であれば、裁判で明らかになる方がいい。
4、密な空間で誤った上下関係があること、処分を恐れ不祥事を隠蔽しがちな状況にあること、これが原因ですよ。カップ麺を食べることと暴力嫌がらせと、教育上で悪なのはどちらか、言うまでも無い。厳重注意という処分もダメでしたね。寮生活での事案ならば、その1件だけでは無いだろうと、継続的反復的にあるのでは?という視点で調査するべきだった。指導者資格や選手資格の停止や剥奪にする話じゃないか。何なら進学実業団ドラフトにまで累が及ぶ厳しいものにしても良い。
抑止力にもなる。寮生活は学校の監督が及ばないことが多いと思います。特に校舎と離れている所は。管理職や法人に責任を持たせるべき。遠隔地から入校した子のための寮が本来の姿ですけど、練習のため、外で悪さしないためという目的ですよね。広陵だけでなく、全国規模で実態調査してクリーンにして欲しい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cc9c70ffe16c95307e12b730b649b3629f48ec9d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]