国会の会期末まで1週間あまりとなった時期、与野党の対立が解消され、衆参両院の審議が再開された。政府・与党は17日までの会期内に重要法案の成立を目指している。衆議院では憲法審査会が開かれ、参議院では国旗損壊罪制定に向けた質疑が開始された。焦点は皇族数確保のための皇室典範改正案と副首都法案で、皇室典範改正案は翌日に委員会審議・採決され、衆議院通過の見通しとなった。

国会の正常化は当然歓迎されるべきだが、会期末直前になって慌ただしく重要法案を処理しようとする姿勢には大きな問題がある。国民生活や国の将来に関わる法案を、期限に追われる形で成立させることは、十分な議論を軽視する政治の悪習と言わざるを得ない。対立解消そのものより、なぜ毎回のように審議停滞と駆け込み採決が繰り返されるのか、その構造こそ問うべきだ。
問題の本質は、与野党が政策論争よりも日程交渉や駆け引きを優先する国会運営にある。
改善には、①重要法案には十分な審議期間を事前設定する制度改革、②審議拒否や強行採決を防ぐ明確なルール作り、③国民が議論の過程を確認できる情報公開の強化が必要だ。
政治とは数日間で帳尻を合わせる作業ではなく、国民の信頼を積み重ねる責任である。議席の数で押し切る政治より、納得を生む議論こそ民主主義の価値だ。急ぐ政治が勝つのではなく、丁寧な政治だけが未来を守る。
ネットからのコメント
1、国民の視点では今国会の審議事項の中で皇室典範の改正は優先度がかなり低いと思う。別に秋の臨時国会でゆっくり審議しても今の継承順位に影響が有る訳じゃないし。そんなことよりも消費税や社会保障制度の改革案の方を進めて欲しい。特に消費税の件は、国会で決まっても準備などで数ヶ月かかると政府が認めている。物価高対策として進めるなら少しでも早く審議を進めて決議しないとどんどん施行が遅れて国民が苦しむじゃないか。
2、与野党の対立で国会がストップするたびに思うが、なぜ国民のために働くべき場所で、自分たちの身の保全(定数削減の拒絶)を最優先するのだろうか。
審議拒否で時間を空費した挙句、残り会期1週間で「国旗損壊罪」や「皇室典範の改正案」といった重要法案を一気に通そうとするのはあまりに不誠実だ。ここまで定数削減を嫌がる姿勢を見せられると、やはり政治家は自分たちの特権を守ることしか考えていないと言われても仕方がない。まずは自ら範を示してほしい。
3、野党が欠席ということは、今回提出された法案に異議は無く、審議は尽くされたという判断でいいかと思います。意義があるのであれば、論説や会議の中で意見を言うべきであると思うので、理由なき欠席をしている議員については歳費のカットで対応していくと言う法律でも作ってほしいくらいです。
4、法案の必要性や意義そのものを否定するものではありませんが、立法には「優先順位」と「手続きの妥当性」が求められます国民生活に直結する物価高対策や経済対策など、選挙で掲げた公約が十分に議論されないまま限られた会期の中で皇室典範改正案など特定の案件が急ピッチで進められることには、疑問に思います法治国家において重要なのは数の力で成立させることではなく、なぜ今この法案を最優先で扱う必要があるのかを国民に丁寧に説明し、幅広い合意形成を図ること緊急性や合理性について十分な説明がないまま進めば、ある人の思惑や政治の都合が優先されているのではないかという疑念を招きかねない国会は本来、国民の切実な課題を最優先に議論する場であり立法府としての責任ある判断が求められているように感じますね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6e0b6300cab0d6c47d70cc07fa5f79830cb9afd0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]