事件概要:2025年8月10日、広島の広陵高校は、第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)の出場を辞退すると発表しました。辞退の決定は、9日に開かれた緊急理事会でなされました。これに至る背景には、野球部内での部員間の暴力行為や、監督・コーチからの暴力や暴言がSNSで取り上げられたことが挙げられます。学校側は、この事態を重く受け止め、指導体制の抜本的見直しを行い、第三者委員会による調査に協力することを表明しました。
また、辞退によって選手への心情配慮とケアにも力を入れると述べました。SNS上では事実と異なる情報も流れ、生徒や職員の名誉を守るための配慮を求めています。
コメント:今回の事態は、指導者や学校関係者が本来守るべき倫理や責任を根底から問い直させる問題です。特に、監督やコーチによる暴力や暴言が暴露されたことは、教育機関として極めて許されざる事態です。選手に対するケアや、第三者委員会の調査には一定の理解を示すべきですが、暴力の根本的な原因に目を向けるべきです。暴力行為が行われる環境は、教育の名の下に決して存在してはならず、体育会系の指導方法の見直しが急務です。具体的には、監督・コーチへの厳格な教育プログラムの導入、被害者への支援体制強化、暴力を防止するための外部監査体制の確立が求められます。
教育機関としての責任を果たさずに生徒に犠牲を強いる現状は、社会全体に大きな影響を与えかねません。
ネットからのコメント
1、校長は県高野連で副会長の立場でしたが、事案を故意に小さく扱い報告したりしなかったのでしょうか。暴力行為に及んだ生徒の内容の度合いと関係した人数、隠蔽、握りつぶし疑惑や自身にも問題が取りだたされる監督・コーチ親子。この決断をする前にもう試合が行われ、暴力行為を行ったと疑われる生徒の顔も晒す結果になった。過去は一部の生徒の非行行為でも厳しい扱いを受けた学校もあった。それが今回は主力生徒複数名に留まらず監督やコーチにも問題が浮上。本当になんも知らない生徒もいるだろうが、野球部として成り立たせちゃいけないのでは。
2、一昔前までなら何事もなかったかのように簡単に揉み消せていたので油断したのでしょうが、今は1個人が全世界に向けて情報を発信出来る時代ですので、揉み消せると考えない方がいいでしょう。結局、危機管理の基本を忠実に実行するしかない。逆に言うと危機管理の基本と真逆のことをやるからこうなる。
そして、今回のように炎上する事案がどんどん増えていますね。
3、学校が被害者ではなく甲子園出場を取った為、被害者を蔑ろにしたことが原因でしょう。正しい事を教える学校が商業主義に走ってしまい、高野連も広陵の出場を優先した為判断を間違えた。加害者を除いた真面目にやってきた選手も可哀想です。監督・コーチの暴力やいじめがあるとの情報もあり、学校理事会も持たないと判断したのでしもう。校長、監督・コーチ、加害者、高野連関係者は責任を取るべきです。
4、中井監督は今大会初戦の勝利で春夏通算41勝歴代監督単独7位がかかっていて、どうしても出場したかったのでは?と思います。監督は部員のことを第一に考えるかのようなコメントを残していますが、それが大きな嘘であることがよくわかります。部員による二つの暴力事件(ひとつは性暴力)が告発されている段階でもそれでも出場強行しようとした監督、学校側は名誉のことしか頭になかったのでしょう。そんな指導者が日頃から教育優先、生徒を思いやった指導をするはずがないですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b2d4ab3e4fe680b091030e71d4d4e319469b004a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]