事件概要:天野遥被告(36)は2018年に組織的詐欺容疑で逮捕され、現在も裁判が続いているが、有罪判決を受けていないまま6年以上、東京拘置所で独房に拘禁されている。彼は虚偽の自白をしないと決意し、過酷な環境で精神的に崩壊寸前の状態にある。拘置所では食事窓からの風でしか涼しさを感じられず、弁護士との連絡以外は外部との接触を禁じられている。
自白を拒否する被告に対して、日本の刑事司法制度では長期勾留や拘禁が行われることが問題視されており、過去にも多くの無罪が判決された事例がある。法務省はその制度が公平だと主張しているが、人権団体はこれを「人質司法」として批判している。
コメント:この事件は、刑事司法制度の重大な欠陥を浮き彫りにしている。推定無罪の原則が守られず、否認する者に対して過度の拘束が行われる現状は明らかに不公平だ。日本の司法は、無罪が確定する前に被告を処罰し、精神的にも肉体的にも追い込む。これでは人権が守られるはずがない。改革が必要だ。
まず、無罪推定の原則を徹底し、黙秘権や自白強要を防ぐ制度を作ることが急務だ。次に、未決勾留期間を適正に短縮し、証拠の有無に基づく透明性のある判断を下すべきだ。さらに、取り調べの際には外部の監視を義務付け、被疑者が圧力を感じずに弁護を受けられるようにするべきだ。
日本の司法は、被告が無罪であっても、既に精神的、身体的な苦痛を与えてしまう。この現実を直視し、公正な司法を実現するためには、根本的な改革が必要である。
ネットからのコメント
1、関東連合の元メンバー。関東連合の石元太一と親しかった。仲間13人で、栃木県那須町の土地を買い取ると持ち掛け、「登記を移すのに手数料が必要」などと嘘を言って、合わせて約470万円をだまし取った。これで逮捕、起訴された。その後7回、追起訴されている。不動産会社の社員を装い、福島、茨城、栃木、群馬などの土地を購入した原野商法の被害者を標的にして詐欺を繰り返していた。191人から被害相談があり、2016年6月~18年11月の間に計4億円以上をだまし取ったとみている。期間も長いし、件数も多いし、額も大きい。単純な事件ではない。
2、自白云々の前にまずは事実について争わないの?「やっていないことで逮捕された」という冤罪についての言及はないし。つまり、やっていることはやっているんだよね。詐欺によって人生を滅茶苦茶にされた人もいるのに、「娘が〜」とかの被害者振るのは違和感。
捜査機関には屈せず、罪に見合った罰を与えるように頑張ってもらいたい。
3、自白の強要自体は問題だと思うが、保釈についてはグループでの特殊詐欺である以上、普通に考えて保釈出来ないだろう。仲間と共謀して、証拠隠滅や逃亡を図る可能性もあるし、逆にこの人の身の危険もある。こんな特殊事例で騒がれても響かないわ。否認しても保釈された3割の人との違いは何なの?それくらいは書いて欲しいね。
4、詐欺罪で一審が継続中の被告が有罪判決を受けていないのに6年以上独房に拘禁されてると訴えてるが、詐欺罪に関わってるのは間違いなく拘禁されて当然である。犯罪者の人権云々よりそもそも犯罪を犯さなければ拘禁されることもない。塀の中が居心地が良ければ逆に犯罪が減らないし犯罪の抑止力にならない。自分の犯した罪をしっかり反省して償うには拘禁されて当然と思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2edab95314f4a2383453e823309bb23749d0536,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]