広陵高校(広島県)は2025年8月10日、第107回全国高校野球選手権大会で津田学園(三重県)との2回戦への出場を辞退した。辞退の背景には、2023年1月に発生した暴力事件が関係している。SNS上で暴力事案が報じられ、広陵高校がその内容を不十分に報告したとされ、学校側は事実確認の結果、報告に食い違いがあったと説明。その後、調査結果を第三者委員会に委ね、再度、出場を巡る判断を求めた。
大会前に高野連から出場に問題なしとの確認があり、1回戦では旭川志峯高校を3-1で勝利したものの、最終的に出場辞退を決定。校長は対応の遅れに反省の意を示した。
広陵高校の問題は、学校としての責任感の欠如が招いた結果だ。1月の暴力事案を適切に処理せず、関係者との連絡が混乱を引き起こしたことが明確に現れている。報告内容の食い違いがSNSで拡散し、社会的な波紋を呼んだが、問題の本質はその後の対応にある。例えば、もっと早くから関係者間での調整を徹底し、情報の透明性を確保するべきだった。今後、教育機関としての信頼を回復するためには、以下の対策が急務だ。第一に、全ての関係者への迅速かつ正確な情報共有を強化すべきだ。第二に、学校内部の危機管理体制を再構築し、問題発生時の対応手順を明確にすることが求められる。
第三に、再発防止のために、暴力行為へのゼロトレランス政策を強化し、学生への教育を充実させるべきだ。今回の辞退は、その後の対応次第で大きな教訓となるだろう。
ネットからのコメント
1、「職員に指導できなかった」?自分には当事者としての責任はないと言っているようにしか聞こえない。堀校長の発言は、他にも自分達に対するものばかり。自校の生徒を守る為、選手は失意どん底、SNSの誹謗中傷への批判。仮にその通りだとしても、今一番に述べるべきことではない。今言うべきは、被害者生徒への真摯な謝罪、騒動に巻き込んだ旭川志峯や出場他校への謝罪、そして暴力行為の内容隠蔽の有無と今後の調査方針、自身及び中井監督への明確な処分だと思う。堀校長は高野連の役職辞任のみで校長は続投、中井監督は監督辞任すらせずに指導自粛のみとか、正直ふざけてるとしか思えない。これで騒動が収まると思っているのであれば、あまりにも感覚がズレていると思う。
2、校長が高野連副会長っていう立場だったことが、処分の緩さにつながらなかったのか、それを高野連側から発表してほしいですね。
この校長が立派な人なら、それこそ全国の野球部の見本にならないと言って、厳重注意だけでは終わらず、もっと厳正な処分を受け入れたと思うんですよね。少なくとも、加害生徒はレギュラー入りさせないという選択もできたと思うんですよ。
3、この記事を読んでいてひとつ分からないことがある。校長先生は「1つ1つの事象を最後までいい形で、円満に終える、両者が納得して終えることが最優先」と仰っている。ここで言っている「両者」とは「いじめた側」と「いじめを受けた側」のことなのだろうか。仮にその通りだすると校長は、いじめの問題を「和解」により解決しさえすればあたかも消えてなくなる問題であるかのように考えていることになる。しかし、いじめは認知され次第、国に報告することになっている。すると「相互の納得」があれば消えてなくなるようなものではない。校長のように「両者が納得して終える」ものと認識している限り、いじめは、被害者に納得「させる過程」では人目に触れることなく、被害者が疲れ切った時点で消滅することになる。これを「隠ぺい」工作という。
もし上記の通りであるならば、この校長先生の学校は過去の事例にわたり徹底的な調査が必要だろう。
4、この文言からは「私の責任」といいながら「私の責任でない」と言っているように取れる。当然今回のことは校長として把握していたでしょうし、ここまで出場してきた決定には関与してるはず。校長として正しい判断をできなかったこと、高野連や大臣にまで迷惑をかけた責任は取るべきだと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9c0ee08b347d595679cc7a8e42437997c3021dc9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]