事件概要
2025年8月10日、第107回全国高校野球選手権大会において、広陵高校が出場辞退を申し入れ、大会本部はこれを受理したと発表した。出場辞退の背景には、広陵高校の野球部内で発生した暴力事件がある。SNS上で大会開幕直後にチーム内での暴力事案が明るみに出た。
1月に2年生部員4人が1年生部員に対して暴力を振るった事実が発覚し、その後学校が発表した。この暴力行為は3月に厳重注意とされ、7月7日に旭川志峯との試合で広陵は勝利したものの、新たに元部員から被害訴訟が起きたことで、最終的に辞退が決まった。大会本部は「暴力やいじめ、理不尽な上下関係の撲滅に努力する」とコメントを出している。
コメント
この事件は、スポーツ界で深刻な問題が起きたことを強く示している。チーム内での暴力行為が発覚し、その結果として出場辞退という事態に至ったことは、決して許されるべきではない。学校や指導者が責任を持ち、暴力やいじめを放置することは、次世代の育成に対して非常に大きな影響を及ぼす。今後、暴力行為が発生した場合、どのように対応し、どう予防するかについての強化策が求められる。
まず、教育機関における指導力強化が急務だ。暴力を許容するような文化が根付いている場合、早期に取り締まる体制を作り、教職員がしっかりと監視・指導する必要がある。次に、チーム内でのコミュニケーションを活性化させ、上下関係における不適切な力の行使がないようにすることが求められる。また、暴力が起きた場合に即座に報告・対応できるシステムを作ることも重要だ。社会的な意識を変えることが最も根本的な解決策であり、これを機にスポーツ界全体での再考が求められる。
ネットからのコメント
1、大会本部、「暴力やいじめ、理不尽な上下関係の撲滅に向けて、引き続き努力して参ります」とか言ってるけど、本当にそうする気があるなら、そもそも大会出場を認めるべきでないのでは?それか加害生徒は出さないなどの条件をつけるべきだったと思う。世間が大騒ぎしたからそんな声明を後出しするのは卑怯ではないか?どう努力するのか具体的な策を挙げてほしいものだ。
2、全ては初動ミス。事件発覚時、被害者とその父母に説明・謝罪後に、それでも大会に出場させてもらえる承諾を得ればここまで大きくはならなかった。
要は父母会の会合内で「加害者生徒は出場させない」など、被害者生徒と保護者の同意の元、条件付きで収拾すればよかったのではと思う。被害者生徒も甲子園を夢見て厳しい練習をしてきた一人。加害者以外には野球を続けて欲しかったと思う。これから被害生徒は「自分が黙ってれば・・・」とか自分を責めて苦しまないか心配だ。しかし先輩方からしたら「この程度で辞退だったら俺らの時代だったら全試合辞退だったぞ。。。」と思う40代以上はかなりいると思う。そういう時代はあったかもしれない。いや、実際あった。それでも暴力で得るものは何もない。
3、加害者の顔だけ晒してプロどころか普通の社会人として生きる将来も潰すという、考え得る最悪のパターンを取った大人たち(加害者擁護ではなくあくまで未成年なので更生の余地もあっただろうに、という同情)いかに社会では初動対応が大事かわかるなぁ被害者の子、失った青春は戻らないかもしれないけど未来に幸あれ
4、暴力を伴ういじめは一発アウトだということを関係者が理解していなかったのだと思います。2つの事件とも、主将を初めとした主力選手が加害者としてあげられています。
勝利を優先して、暴力を振るった方をかばい、振るわれた方が転校するという裁定は、教育機関として問題外でしたね。広陵高校の野球を通した教育の結論が、勝利至上主義で暴力を振るっても野球が上手ければよいというものだったことが明らかになったわけですから、辞退して終わりではなく、監督の進退・部の存続も含めて猛省してほしいですね。はっきり言ってスポーツの世界は10年以上遅れています。指導者が今だと刑事事件レベルの暴力を振るわれてきているので、全くアップデートされていないのでしょう。そして、もういい加減部活動の枠組みを考え直した方がいいですね。中学高校における部活動の比重が大きすぎますし、スポーツの越境留学とかもう止めた方がいいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/54ef687c7678e65dd7b511f254e76d190f8faa05,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]