JR東海は、東海道新幹線に完全個室タイプの座席を10月1日から順次導入することを決定した。個室座席は2003年に引退した100系以来23年ぶりの復活となる。個室は「1人用」と「2人用」があり、専用Wi-Fiや照明・空調の調整機能が備わっている。料金は未定だが、グリーン車よりも高額になるとされる。個室導入の背景には、これまでの輸送力拡大を目的に車両統一を進めてきた東海道新幹線が、旅行目的の多様化に対応するためサービスを多様化させる方針がある。

東海道新幹線の「個室」導入は喜ばしい進歩だが、料金の高さや利用可能条件には注意が必要だ。かつて「ひかり」から「のぞみ」への移行で、運賃とサービスの均一化が達成され一方で選択肢の減少という側面もあった。個室の現状では料金がグリーン車以上になる見込みで、価格設定によっては一部の利用者にとって高額で手の届かないものとなる可能性がある。まず、個室の料金体系を明確化し、誰もが利用しやすい価格帯を設定することが求められる。また、この施策がどの程度、既存の運行体系に影響を与えるのか、例えば本数や停車駅についての透明性を持たせるべきだ。さらに、利用者の意見を積極的に収集し、サービス改善に役立てる参加型の制度を整える必要がある。新幹線の利便性と多様なニーズに応える施策は歓迎されるが、その本質は誰もが快適に利用できることにあるべきだ。
社会全体で共有する交通インフラとして、平等なアクセスと多様な快適さを実現することこそが最終的な目的である。
ネットからのコメント
1、JR東海は最近柔軟になってきたなと思う。かつての東海道・山陽新幹線は1,323席で統一され博多に行く「のぞみ」も名古屋に行く「こだま」同じ車両でも普通車とグリーン車しかない編成だった。これはダイヤの乱れがあった時の回復に折り返しなどに柔軟に対応できるためと聞いたことがあるが、選択肢の少なさはいくら新幹線とはいえ広島方面はグリーン車でもしんどいと思ったこともあった。売店や車内販売もなくなり長距離利用にはもっと何か提供できないのかと思った。最近は「S Work車両」に今度は個室の導入。多様化にフレキシブルに対応していく姿勢は嬉しい。著名人だけでなく子供連れなど個室存在はありがたいのではないかと。
2、デッキの作業用スペースを改造して、1人用と2人用の個室を1室ずつ設けるということですから、編成全体の座席数を減らすことなく個室3人分だけ増やすのですね。利用客サービスと効率を両立させたのはさすがだと思います。
ただ絶対数が少ないので個室争奪戦は激しくなりそうですね。
3、昔義実家帰省の際利用しました。まだ子供も小さくて2人用だったか私も上の子は座って下の子は床に転がしてました。周りの目も気にならず5時間ゆっくりできたのを覚えてます。割高だけど疲労を考えると良かったと思いました。
4、23年ぶりの個室復活、これは素直に楽しみですね。移動は「早く大量に運ぶ」だけでなく、「どう過ごすか」も価値になる時代。仕事に集中したい人、静かに旅を楽しみたい人、特別感を求める人、それぞれに選択肢が増えるのは大歓迎です。東海道新幹線が“移動手段”から“体験”へ進化していく一歩だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/14ccfdcaa3d3c8ae63183155960226f1bd125933,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]