事件概要:2025年8月2日、パレスチナ・ガザ地区で、イスラエル人エヴィヤタル・ダヴィド氏(24)がハマスに拘束されている様子を映した動画が公開された。エヴィヤタル氏は動画内で「数日間飲まず食わずで、飲み水も手に入らない」と語り、痩せ細りながらスコップで土を掘っていた。動画の中で彼は、「この穴は自分の埋葬場所だろう」と泣き崩れ、解放されて家族と共に過ごしたいと訴えた。
この映像に対し、国際赤十字委員会(ICRC)は「命に関わる状況だ」と非難した。エヴィヤタル氏は、昨年10月のイスラエル南部へのハマスの奇襲時に人質として捕らえられ、現在も生存している数少ない人質の一人である。イスラエル政府は、彼に対する食料と医療支援を求め、ハマスに責任を問うている。
コメント:この映像は、戦争の極限的な非人道性を再確認させるものだ。エヴィヤタル氏をはじめとする人質たちが直面している状況は、ただの戦争の一部ではなく、極めて危険な人道的危機である。ハマスが公式に「飢えさせているわけではない」と反論しているものの、その証拠となる状況や映像が物語っているのは、明らかに人道的支援が完全に不足しているという現実だ。無辜の市民が食料や医療支援を断たれて飢餓状態に陥る一方で、停戦交渉が進まず、政治的な駆け引きに人々の命がかかっている。
解決策として、国際社会の更なる圧力が必要だ。まずは人道支援を速やかにガザに届けること、次に戦争犯罪に対する徹底的な責任追及、そして停戦合意を迅速に締結するべきだ。何より、犠牲者の命を最優先するべきだという強いメッセージを、国際社会全体で発信しなければならない。
ネットからのコメント
1、止められる気配も無い。手段もない。対話には応じない。第三国、仲介国の意見も互いに聞き入れない。強硬策を取れば大国の代理戦争の場となる。悪化すれば世界大戦前夜となる。ウクライナVSロシアも、イスラエルVSイスラムもアメリカやヨーロッパ諸国が止められる事は無いだろう。今の惨状がこれらの国々の過去の過ちから来ている事は周知の事実。争いをやめることは人間には到底不可能なのだと思い知らされる。幾度となく行って来た我が国の終戦日を前にして。無力である。
2、戦闘員ではなく、フェスに来ていた一般人を誘拐し、これだけの状態まで追いやれるのだから、ハマスが恐ろしい組織なのは明らかでしょう。そのハマスを選挙で選んでしまったのは、じつはパレスチナ人なんですよ。
2006年だから20年近く前だけど。もうね、イスラム原理主義とかに1回でも政権を渡したらおしまい。次は選挙なんてやってくれないから。総選挙時はイスラエルとの永続的な平和を望む穏健な集団と、イスラエルへの復讐と勝利を主張する過激な集団で分かれたが、よりリスクの高い側を市民が選んだ結果がこれ。延々と続く殺し合い。ここまで来てしまうと、どちらかが征服し管理された平和を実現するのが正しいのだと思う。
3、ハマスが拉致監禁した市民を全員解放したにもかかわらずイスラエルが攻撃をやめないのなら糾弾されるべきだと思うのですが、頑なに解放しないんですよね。イスラエルは絶対に妥協しないでしょうから悲惨な結末になることでしょう。
4、事の発端はハマスによるテロ行為による大量虐殺でその後イスラエルの民間人を人質に取りガザ地区に逃げた為その人質救出を名目にイスラエル軍のガザ侵攻が始まった。だがハマスがこのテロ計画を実行した裏にはイスラエルとUAEの歴史的なエネルギー協力合意が目前だった宗教的にも歴史的にも長年イスラエルを憎む周辺勢力には到底看過出来ない事情があり、その協定を破断させたいイラク側のイスラム原理派が裏でレバノンのヒズボラを使いハマスのテロ攻撃を支援したという経緯がある。
一方でイスラエル側もこのテロの予兆は把握しており事前に阻止できた可能性があったがあえて事を起こさせて正当にハマス壊滅させる名目にしたのではないかという疑惑も存在する。音楽フェスをパレスチナとの国境であのタイミングで行わせた事も含めて表上だけの情報では真実は測れない様々な事情や思惑がこの紛争を作り出してる事だけは知っておいて貰いたい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7aa75918fa9d359952d3d1231d7418ac5aa23379,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]