事件概要:広島の広陵高校が夏の甲子園大会において、1回戦で旭川志峯高校と対戦した後、出場を辞退することを発表した。この辞退に関し、日本高野連の会長・宝馨氏は会見を行い、旭川志峯及び広島大会決勝で敗れた崇徳高校に対して、迷惑をかけたことを謝罪した。宝会長は「高校生の成長過程で問題が発生することはあり得る」とし、再発防止のために高野連と都道府県連盟が協力して取り組む必要性を強調した。
また、高校生に対する指導の在り方についても言及し、優しさと厳しさを兼ね備えた指導が重要だと述べた。
コメント:甲子園での広陵高校の辞退は、関与していない選手たちや対戦校にまで影響を及ぼすという点で重大な問題を孕んでいます。高校生という成長期の生徒たちに対する配慮不足が原因だとする宝会長の発言には一理ありますが、根本的には、制度や指導のあり方に深い問題が潜んでいるように感じます。今回の出来事は、現場の指導者や関係者が状況に十分な注意を払わなかった結果として起こったものです。
再発防止には、まず高校生への精神的・肉体的な支援を強化し、選手だけでなく、指導者の責任感を再認識させる必要があります。加えて、教育現場における成長支援とともに、学外活動とのバランスを取るべきです。第三に、高野連自体の危機管理体制の見直しが求められます。
制度改革を進めることで、今後の大会において、選手たちが全力を尽くし、全ての関係者が納得できる形で大会を終えられるようにすることが急務です。
ネットからのコメント
1、対戦校にはご迷惑をおかけした。···結果として残念なことになりました」と語った。初動ミスはもちろんのこと、このような騒動に発展することを予期できなかったのか不思議でならないのは私だけでしょうか? 喫煙や飲酒で出場辞退となる高校が見受けらるなか、今回のケースは出場が認められた経緯を検証、さらに具体的な説明が必要かと思います。
2、今回の件は高野連に大きな責任がある。どう考えても厳重注意で済む問題じゃなかったですよね。事なかれ主義にも程がある。なんか加害者側に立つ事が目立つが、被害者側の事をもっと考えるべき。責任を負いたくないのか、あまりにも対応が後手後手に回った結果、加害者の名前や顔を全国放送で晒して対戦相手校にも大きな迷惑をかけた。宝氏の責任は大いにあります。どう責任を負うのかははっきり示したほうが良いですよ。
3、広陵の選手たちが可哀想と思うかどうかは見てる人の感想に過ぎない。
ハッキリ言って高野連の責任は重大。事の真相解明を学校(といっても野球部)に委ね、責任教諭が報告さえすれば処分が軽くなるという慣例を続けていた。まるで強豪校を救済するようなシステム。そうやって甘やかされてきた強豪校での出来事が今回浮き彫りになった。そもそも、部活動は教育の一部だ。苛烈なスカウト合戦で、部員を根こそぎ集めて明日は我が身と怯える学校も多々あろう。この際、全てのウミを出し切っておくべき。まぁ、高野連のことだから、特待生問題と同じくウヤムヤにするんだろうな。
4、不祥事に対して均一的な対応をするのは賛否あると思われるが、ただのイジメでは無く世の中では犯罪とされる行為が伴うのであれば最適でも対外試合禁止では。同世代で複数確認されるのであれば合わせ技一本で活動禁止、大人が指導できていないならそこまで遡及する。初動でそれくらいの対応は最低限だったとおもう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/829a648cc373a08038bdbb6b69b3e9f9e5f8683c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]