角田裕毅(25)は2025年8月3日のF1ハンガリーGP決勝で、規定違反によるペナルティを受けつつも逆転を狙う賭けに出た。予選ではQ1敗退で16位と低迷したが、レッドブルはシーズン5回目のエンジン交換(規定は4回まで)を決行。これにより最後尾20番手扱いとなり、ピットレーンからのスタートとなる。違反覚悟のエンジン改良で追い上げを狙う決断は、後方スタートのリスクを逆手に取ったもの。
スタート時の混乱回避も視野に、反撃に転じる構えだ。
角田とチームの決断は、勝利への執念がにじみ出る見事な戦略的賭けだ。ルールを破る形となったとはいえ、これは安易な逸脱ではない。現行のエンジン交換制度には、進化を求めるチームと選手の努力を抑えつける面がある。1シーズンでわずか4回という交換制限は、エンジン改良による安全性・競技性の向上を阻害しかねない。制度の形骸化が、戦略の多様性と技術革新の芽を摘んでいるのだ。解決策としては、①シーズン後半に限りエンジン交換枠の追加を認める制度、②技術開発目的での交換に関する例外規定の導入、③違反時のペナルティ幅をレース状況に応じて調整可能とする裁量制の採用が有効だ。今のルールは「守るためのルール」に堕してはならない。勝負の世界に必要なのは、リスクに挑む者が報われる柔軟な制度だ。
ネットからのコメント
1、バクチでもなんでもないでしょ。このサーキットでは RB21の戦闘力は全くない、どうせ入賞の可能性も限りなく無いんなら新PU投入して後半戦でPUのローテーションに余裕持ちたいからね。でも、意外とハンガリーは荒れたレース展開になりがちだから微かな期待もあればいいけど。今回は決勝のラップタイムの落ち方に主眼を置いた走りをして貰いたいよね。あとエンジニアとのミスコミュニケーションを無くす為にも色々無線で試して貰いたいかな、
2、大バクチでは無く、普通だと思います。ここまでマシンが最悪なら、エンジン交換してセットアップも変えた方がいい。後は昨年と同じワンストップにする。ソフトからハードへの交換で、早めのピットストップかな?
3、今回はチームとのコミュニケ不足の件も含めてどうにもならないから「捨てて」フレッシュエンジンを投入して次回に期待ってことだねまあ仕方がないでしょうどうせ雨でも降って混乱しない限りポイントには届かないメキシコGPあたりで新エンジンを入れるならここで入れるというのは良い考え
4、メキース代表だからこそ、この戦術にgoが出たのだと思います。フレッシュエンジンで出力上げて,ウイング立てればグリップが増しますからね。グリップを手に入れるために、今の順位で出来る最善の策かと。ちょっと決勝は楽しみになりました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4060bb7e9fa686ccd054c371d347728b458b0636,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]