2021年4月から2024年6月まで、全国の海上保安庁の巡視船艇などに乗る海上保安官3312人が、「航海日当」を過大に受給していたことが判明した。主に船長らが航海日誌へ虚偽記載するなどして不正・誤受給を行い、総額は約3700万円に上った。2022年に長崎で発覚した不正を受け、海保が記録を調査した結果、悪質性が高い船長59人を減給や戒告処分とし、監督責任として24人の管理職も処分された。

国民の安全を守る組織で、内部記録を改ざんして公金に近い手当を不正取得していた事実は極めて重い。問題は一部職員の倫理観だけではなく、長期間にわたり虚偽申告を見抜けなかった管理体制そのものにある。現場の権限が強い組織ほど、内部チェックが機能しなければ不正は温存される。再発防止には、航海記録と手当申請の電子的な照合、第三者による定期監査、内部通報制度の強化を徹底すべきだ。
さらに処分だけで終わらせず、不正が起きた背景や管理側の責任まで明確に検証する必要がある。国民の信頼で成り立つ公的機関が、自ら信頼を削る行為をすれば、その代償は金額以上に大きい。守るべきは制度ではなく、制度を信じる国民の安心だ。
ネットからのコメント
1、ちょっとひどいですね。これだけ多くの海保船長が不正請求をしていたというのは、過去から連綿と行われてきたことなのではないですか。船長の特権として数十年とかのレベルでやっていなければ59人もの船長が懲戒など受けることはないでしょう。我が国の領海や漁業関係者の命を守る海保職員が大規模不正とは残念極まりないですね。
2、国防の最前線にあるのに給料が安いからこんなことになるわけで、国会で寝てばかりの議員の報酬減らして、命かけてる海保の隊員に分配したらこんな不正思い付かないくらい、満足した報酬になるはず。国防の最前線の隊員を批判する前に、仕事内容を理解したら、給料安すぎると理解できるはず。
3、海保の皆さんは日々、海の安全のために頑張ってくださっているだけに残念です。
>不正は主に船長によるもので、航海日誌にうその記載をするなどしており、不正・誤受給の総額は計約3700万円に上った。良い方に考えれば船長が「多めにやりたい」って気持ちだったのでしょうが。。不正はダメです。ちょっと海保の給与調べたら一番高いのが事務職みたいでした。乗組員さんの方が安いのは違う気もする。
4、もしかするとなにか本来は支給されてもおかしくない待機とかの補填的なものが慣習化していたのかもしれない。
不正は不正でただす必要があるものの、不正が起こった背景に理不尽な勤務体系がなかったかなどは精査し、本来支給すべき性質のものがあれば支給できるようにしてほしい。ただでさえなり手の少ない職なのだから。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cf6286e193804a1ce1af2f05114dbe8915d75a9e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]