中国外務省は、12日の記者会見でレアアースの対日輸出許可審査の停止について、確認を避ける姿勢を示しました。一部の国有企業が日本企業と新規契約を結ばない意向を示したとの報道に対しても、具体的な説明はなされていません。6日には中国商務省が軍民両用品の輸出管理を強化し、高市早苗首相の台湾有事を巡る発言への報復とされる動きを見せました。日本企業にとって、レアアースの調達に支障をきたす恐れがある状況です。しかし、中国側はこれを国家の安全と利益のための合法的措置とし、供給網の安定に対する立場は変わらないと主張しています。

今回の事態は、国際的な貿易の透明性の欠如と、一国の政治的思惑が経済活動に影響を与える危険性を露呈しています。まず、中国は事実確認を避けつつ、国家安全を理由に一方的な輸出規制を導入することで、貿易相手国の経済活動を脅かしています。
これは、国際貿易の信頼性を損ない、相互依存する世界経済において深刻な影響を及ぼします。そして、こうした突然の規制強化は、日本企業の計画や投資を不安定にし、経済全体の効率性を著しく損ねる可能性があります。
本質的には、政治問題を経済取引に持ち込むことの危険性にあります。外交と貿易は分離すべきであり、国家間の信頼は、透明で公平な取引によって築かれるべきです。このためには、まず国際的なルールを尊重し、政治的対立が経済に波及しないようにすることが必要です。戦略的鉱物資源の輸出規制には国際協議を義務化し、各国の自律性を尊重しつつも、全体の安定を図るべきです。
最終的に、持続可能な経済発展は、安定した国際関係の上に築かれるものであり、互いの利益を尊重する姿勢が求められています。
ネットからのコメント
1、本日、予定を1年ほど前倒しして探査船が出港しました。国産レアアースの生産が上手くいくことを願っています。特に中国が独占的に製造しているレアアースが多く含まれているとのこと。成果が楽しみです。
2、今回の中国外務省の対応は、「事実かどうかは答えないが、国家安全のためで合法」という立場だけを示す形でした。
これは否定も肯定もしないことで、相手に驚戒心を持たせる中国のよくあるやり方だと思います。すぐにレアアースが止まるとは限りませんが、契約更新や審査の遅れなど、目立たない形で影響が出る可能性はあります。政府としては感情的に反応するより、影響の有無を冷静に確認し、調達先の分散を進めることが重要になると思います。企業側も「今回は大丈夫」と楽観せず、過去のレアアース問題を踏まえた備えが必要だと思います。「供給網の安定」という言葉も、無条件で安心できる意味ではない点は意識しておきたいです。
3、レアアースに関して、輸入国の影響ばかり報道されているが、中国の輸出産業の収益が、その分減少することは報道されないのだから、情報を得る人間は、中国人観光客の問題同様、偏向報道に惑わされないことだ。
4、そんな簡単にはいかないとは思います。ですが、もう中国からの輸入分については、備蓄分へ回す方向へ振り分けるくらいの覚悟をして臨まないといけないのではと思っています。今回がはじめてではなく、今が解決したとて、きっと近い将来に同じことが起こるでしょう。
サプライチェーンの引き続いての分散や、新規開発は急務です。今回の件が、日本側の発言の撤回なしで、できるだけ早期に解決できることを望みます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/21be0cb14761c1a3164ca06029996b403fd0c2cc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]