2025年、日本のインバウンド観光客は3900万人を超え、過去最高を記録。これに伴い、新幹線でのトラブルが増加しています。特に、新幹線では外国人観光客によるマナー違反が問題視され、62.4%の人々がマナーの悪い外国人を目撃したと報告しています。主な問題は、大型スーツケースによる通路の占拠や騒音問題、指定席の占拠などです。

台湾やドイツのように、騒がしい客を降ろす規則やサイレントカーの導入といった解決策が議論されています。JR東海は乗務員による巡回や多言語でのルール周知などの対策を講じていますが、対応がまだ不十分と感じる意見も多く、鉄道利用者の不満が積もっています。

この問題は、新幹線のサービス品質に関わる重大な社会問題です。現状、新幹線の乗車マナーが軽視され、利用者の満足度が著しく損なわれています。まず、この問題の根本には、増加した観光客への対応が追いついていない制度の欠陥があります。さらに、車内スタッフの巡回が不十分であり、乗客もどのように対応すべきか知識が不足しています。

この問題を解決するためには、まず1つ目として、車内スタッフの増員と訓練強化が必要です。彼らが適切に外国人観光客に指導できるよう、多言語能力と文化的理解を深めるプログラムを設けるべきです。

2つ目に、明確な案内表示を多言語化し、荷物スペースや指定席のルールを可視化することで、外国人観光客にもルールを理解させる環境を整備することが求められます。3つ目として、静かに過ごしたい乗客向けにサイレントカー制度を導入し、選択肢を増やすことで乗客の不満を和らげることが考えられます。

価値観の対比では、観光大国として世界から注目される日本のイメージと、マナー違反が多発する新幹線の実態が強烈に対立しています。観光を促進しつつも、公共交通機関の秩序と快適さを保持することが不可欠です。観光客への対応と地域住民の快適な生活、この二つのバランスをとることが未来の日本のあり方に直結します。

ネットからのコメント

1、乗務員がちゃんと車内を点検して指導すべきです。英語が出来ないとか、人手が足りないとか、そういう言い訳で腰が引けていてはいけません。飛行機以上に高いのにサービスは格下とかあり得ないし、「日本人が新幹線離れ」とかあり得ない解ですよ。もちろん日本人にもマナーの悪い不寛容な人はいるので、国籍は関係なく問題には対処すべきです。

2、荷物問題に関しては、JRがもっと大型のスーツケースを置けるスペースを作るべき中国でもドイツでも高速列車に乗りましたが、あちらは入り口にスーツケース置き場があります。チェーンロックをつけられるようになっているので、離れても心配は少ないです。中国人に限らず外国人観光客は大きな荷物を持って日本国内を移動します。これは、JRが責任を持って解決すべき問題だと思います。

3、成田エクスプレスやはるかのようにもっと大きい荷物専用スペースを作るべきですね。そうなると座席数が減って収入も減収するからJR側もイヤがるかもしれないが、トラブルが減少して乗員の負担も減少するだろうから将来の乗員確保の面からも乗客の新幹線離れの抑止の面でも双方プラスになるのではないでしょうか？

4、以前からEX-ICの会員でほぼ毎週東京大阪を往復していました。が、一昨年の秋ごろに、外国人客のスーツケース関連のトラブルを数度目にしてからはずっと航空機を使っています。直接、被害に遭ったことも何度かありますが、それよりせっかくの車内の快適な時間を嫌な体験で邪魔されたくありませんし、何度か苦情を出しましたがＪＲ東海の腰の重い態度が気に入らないだけの理由ですが、航空機では荷物のトラブルなどまず起こりませんし、搭乗待ちの時間も夏は涼しく冬は暖かく、雨風もかからず快適で、もう新幹線には乗りません。

先週は東京から伊勢神宮に行ってきましたが、航空会社のバーゲン料金と大阪からは近鉄を使いましたので費用も名古屋乗換と大差ありませんでした。とにかくＪＲ東海は猛省して、システムとサービスを今の時代にあったものにすべきです。