2023年12月31日、中国の習近平国家主席は新年の祝辞において、台湾統一への意志を明確に示しました。習主席は「両岸(中国と台湾)の同胞は血が水よりも濃い」と述べ、祖国統一の展望が阻まれることはないと強調しました。彼は、中華民族の偉大な復興を目指し、2025年9月に実施された軍事パレードを振り返り、抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年の記念行事が実行されたことに触れました。
また、中国空母「福建」が電磁式カタパルトを採用して就役したことを紹介しました。

この発言は、大国としての意志と力を誇示するものであり、台湾に対する圧力と統一の決意を象徴しています。しかし、現状を見ると、一国二制度の提案が成功していない香港の事例を考慮すると、中国の統一へのアプローチには疑問が残ります。台湾の独自性と民主主義を尊重することが、双方の利益になるはずです。国際社会は、対話を促進し、平和的解決を目指すべきです。中国は地域の安定に寄与することが、真の大国としての責務です。それにより、価値観の選択が国家の未来に影響を与えることになるでしょう。習近平氏の発言は、大国の責任を問うきっかけとなります。
ネットからのコメント
1、習近平主席は台湾統一への決意を改めて表明した。中国共産党は自己都合主義で言う事に従わなければ文化や経済の民間交流を強制的に停止させたり、理不尽な理由で拘束したり、他国に対して軍事的威圧を繰り返す組織である。
習近平主席には大衆を扇動したりコントロールする力が衰えて中国経済の悪化の不満や怒りの民衆勢力が反政府に跳ね返ってくるのを恐れている。高市首相は日本国・日本人の命を守る毅然とした外交姿勢を堅持して欲しい。
2、これはそのうち『沖縄を統一する』と言い出すのも時間の問題だと思います。そして次の沖縄県知事選にもし基地容認派候補が優勢になると、間違なく沖縄近海で人民解放軍の軍事演習が開始されると予測します。本気で沖縄を獲る気でいると思います。
3、習近平は「血は水よりも濃い」と述べていますが、多くの台湾の人たちはそう考えていないでしょう。本当に同朋ならば、武力を以て相手を強迫することなんてしないし、自分と違う相手の考えを尊重できるはずです。このまま台湾を武力統一してもそれは一つの中国ではなく一人の中国に過ぎません。国家の代表が力での現状変更を公言するくらいなのだから有事が近いのかもしれません。日本は経済的な繋がりがあったとしても、領土や主権を守るために仮想敵国としての備えを抜かりなく行っていくべきだと思います。
4、強硬な発言を重ねるほど、選択肢はむしろ狭まっているように思います。武力行使に踏み切れば日米の関与は避けられず、経済制裁と国際的孤立は不可避。先行して台湾人の海外流出や企業移転が進めば、統一しても得るものは小さくなります。もし失敗すれば、政権の正統性や自身の政治生命が一気に揺らぐため、追い込まれた末に核を含む強硬手段に傾くリスクすら否定できません。力で押し切れる時代ではなく、強硬姿勢そのものが不安定さを高めているように感じます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3a87404a65505c68a180a4c606bcc74e3349e72d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]