2025年11月、和倉温泉の美湾荘は、能登半島地震から2年の復興を経て、西側の建物を修復し、営業を再開しました。半露天風呂付きの客室5部屋での営業開始初日は、従業員一丸となって準備し、一般客を迎えました。初日は4組の宿泊客を受け入れ、1年10か月ぶりに一般客と湯けむりが戻りました。女将の多田直未さんは創意工夫をこらした新メニューを提供。

地震後の復興に向けた努力の裏には人件費問題があり、2025年末の雇用調整助成金終了後、人件費を旅館側が負担する必要があります。旅館では2027年秋に新たな建物を加え、地震前の客室数の7割に達する計画です。経営の厳しさに直面しつつも、従業員の雇用を守る決意を示しています。

この状況には深い共感を覚えます。地震という自然災害の影響を受け、復興に向けての道のりは容易ではないことを理解しています。従業員の皆さんが一致団結して困難に立ち向かう姿勢には、感動させられました。また、お客様を迎える役割を果たすための日々の努力も大変だと思います。私自身、似たような状況で組織を支えた経験があり、その過程で感じた不安や達成感を思い出します。しかしながら、困難を乗り越えた先には必ず光が待っているものです。美湾荘の一歩一歩が、地域全体の活性化にも繋がると信じています。

元気づけられるような美味しい料理や温かいサービスを続けていけば、きっとさらなる成功が訪れるでしょう。

ネットからのコメント

1、のと半島地震から2年経とうとしていますが、まだ和倉温泉の旅館は再建の目処すら経っていないところも多いと聞きます。 建築費の高騰や人手不足、若い人の能登からの流出もあります。何としても和倉温泉が立ち直ってほしいです。 和倉温泉は能登で雇用を生み出し、能登に多くの観光客を呼ぶことができる貴重な場所です。 輪島の朝市とともに能登の復活の象徴だと思います。日本人は太古の昔から地震と共存して生きてきたんだ、決して他人事では無いです。和倉温泉の皆様には、少しでも早く立ち直ってほしいし、立ち直ったらみんなで応援したいですね。がんばれ!

2、秋の連休に泊まりに行きました。客室は離れで、布団敷くのはもちろんシーツの準備までセルフサービスでした。その分通常より安く泊まれ大変助かりました。休業している旅館が多い中このような信念で営業をされていたんですね。頻繁には泊まれませんがまた和倉に行く際は泊まりに行きたいと思います。

応援してます。

3、12室で60名の従業員の雇用の維持。これは無理でしょう。だが、解雇したら、部屋数が戻ったあとに激しい人手不足が発生する。雇用を維持するしかない。だけど、大工仕事ができるわけではないのだから、暇を持て余すことにはなりはしないか。いっそのこと、関西などの宿泊施設に出向とか、ホテルや旅館の横のつながりでなんとかならないものだろうか。人手不足に陥っている宿泊業には即戦力になり、出向が終わるまでに新しい人を雇って教育すればいいのだから随分余裕が出る。

4、大学時代に金沢に住んでて、よく原付で石川一周してました。砂浜を走り、能登を通って珠州焼きの焼酎グラスを買って、和倉温泉は大好きでわくたまくんグッズも買い漁りました。その時が懐かしく、働き出して数年後の2021年に今度はマイカーで石川一周をしに就職地から車を走らせ、美湾荘で一泊をさせて頂きました。もう本当にホスピタリティも素晴らしく眺めも美しく、また行きたいなと思っていたところ2024年1月の大地震、美湾荘は当面営業中止のニュース…それでも女将さんの芯の強さをニュースで見て惚れました。

美湾荘、私は大好きです。