岩屋毅前外相は日本の外交と多文化共生の重要性を訴え、「日本人ファースト」の風潮に疑問を呈しました。彼は石破政権を80点と採点し、外交における対話の重要性を強調しました。彼は特にネット空間で横行する誹謗中傷や排外主義的な声を問題視しており、対中・対韓外交を今後も大きな課題と見る一方、外国人を一括りにした非難に異を唱えています。

また、彼は「人間ファースト」とし、多層的な国際関係の構築を目指す姿勢を示しました。

現状のネット空間で浮上する排外主義的な声と、これを背景にした政策運営は、日本社会の現実をゆがめています。岩屋氏が指摘するように、一国だけの視点では国際関係は成り立ちません。問題の本質は、制度の欠陥と国際理解の不足にあります。政府は「外国人との秩序ある共生社会推進」を形だけでなく実質的に進めるべきであり、①教育機関において国際理解教育の充実②メディアを通じたポジティブな多文化情報の発信③政府自体が率先して国民に対する国際関係の正確な情報提供を行うことが求められます。個々の努力が真に国際的な共生社会を構築するのであれば、それは人間としての誇りとなり得るのです。岩屋氏の‘“人間ファースト”の理念は、偏狭な考えを超えた未来志向の価値観を示しており、社会全体がこの方向に進むことが望まれます。

ネットからのコメント

1、どこの国でも外国人より自国民を優先させるのが当たり前。日本でだけ自国民が優先されないなら、それは日本人だけ不公平な立場に置かれるということ。日本人だけ不公平な立場に置かれるということは、日本人が差別されているに等しい。この人の言うことは全て浮世離れしている。独善的に自分の価値観を国民に押し付けるのではなく、国民の意見にもっと耳を傾けるべきでしょう。

2、なぜ中国人留学生「だけ」優遇するのか、中国人訪問者「だけ」ビザ緩和するのか。明らかに干渉しすぎているとは思わないのだろうか。他国と比べて明らかに数が多いというのであれば逆に入国税、所得税、学費等同等にすれば国税収入が上がったのでは。日本人ファーストではないが、国民皆疲弊しているなかで他国籍優遇されるのはであれば反発は必須です。我々(前政権)が正しいという認識なのであれば改めて見直すべきだと思います。

3、甘過ぎる自己採点だ。石破氏が公約した、物価対策、自民党改革、外交、で何ら成果が見られなかった。外交で米国との関税交渉をあげる人達がいるが、８０兆円の拠出を約束させられたことは敗北でしかない。

近頃石破氏は色々発言しているが、彼は総理首相の器ではなく、党内野党でしか存在意義はない。

4、衆院選、都知事選、都知事選と3連続過半数割れを招いた張本人を今更「80点」と採点する意図が理解出来ない。また、こんな人物が「防衛相」や「外務相」を歴任していことは、如何に国益を損ねていたかが如実になる。