事件概要:千葉県市川市の「行徳湿地」で、環境省と水産庁がカワウの過剰繁殖を抑制するために、卵をドライアイスで凍らせて孵化を防ぐ取り組みを開始した。行徳湿地には約1万羽以上のカワウが生息し、関東各地でアユなどの食害を引き起こしている。漁業被害額は2023年推定で全国85億円に上る。従来の駆除法は鳥獣保護法や周辺住民への影響から制限があり、卵凍結が選ばれた。2月16日と3月8日に計1161個の卵が凍結され、今後効果検証が行われる予定。

コメント:自然環境との共存を目指す施策として、カワウ繁殖抑制は意義深いものといえますが、その背景には日本の漁業被害という深刻な問題が存在します。漁業者にとって、85億円もの損害額は生計を揺るがす極めて重大な数字であり、このような課題に対し、法律や地域の事情を考慮した妥協策が求められるのは当然です。

しかしながら、カワウの生態系変化を招いた過去の人間活動──高度経済成長期の水質汚染による一時的な個体数減少とその後の回復──も忘れてはなりません。この問題は「人類による環境管理の影響」が端緒となっている点で批判すべき側面を含んでいます。
第一に、今回の卵凍結のみでは食害解決に向けて十分な効果が期待できるか不透明であり、長期的なモニタリング体制を整備する必要があります。第二に、銃器使用が制限される現状、制度上の柔軟性を考慮した新しい駆除手段の研究開発を推進するべきです。さらに第三として、漁業被害を軽減するための地域協力体制を一層強化し、早期の情報共有と連携を図るべきです。
生態系保全と人間社会の利益との間で新たな調和点を探る努力は、「自然との共存」を社会全体で模索していくべき義務の象徴です。
ネットからのコメント
1、他の鳥にも「擬卵」と言ってフェイク卵とすり替えてしまう方法がありますね。
養魚場や放流河川の被害は甚大ですが、個人の池やちょっとした小川の中の魚までいなくなってます。奴らは獲れなくなれば獲れる場所へ行くだけです。追い払うのはその場しのぎにしかなりません。シカやイノシシのように管理鳥獣に指定して駆除を進めるべきでしょう。
2、養殖業者です。本当に切実な願いです。あんなに飛んで来るなら、絶滅しても構いません。対策を講じても、網の隙間から入ってやっと育った魚を食べられます。殺す事もできないから放鳥しますが、また来るんですよ…。これでも駆除してはダメなんですか?
3、巣から卵を取り出した方が簡単なんだけど、そうすると親鳥がまた卵を産んでしまうので、ドライアイスをいれて卵か孵らない様にしていますね。私は大昔伝書鳩を飼っていましたが、卵を取り出して偽卵を抱かせました。恐らく今でもそうやっているのではないでしょうか。
4、本当にブラックバスやブラウントラウトなんかより魚食べるからな。私は長野県だけど、カワウが大群でくるようになってからバスがかなり減ったし、虹鱒も減ったように感じるね。
ある程度駆除しないと川の魚は居なくなるよね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6dffe3726a0bd3e51bc03f28ae75500b3f835ecf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]