6月13日週明けの東京株式市場で、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の時価総額が一時42兆2000億円を超え、トヨタ自動車を上回り日本企業で初めて首位となった。MUFG株は前週末比約3%高の3564円まで上昇。「金利ある世界」の定着や長期金利上昇による収益拡大期待が背景にある。日本企業の首位交代は相次ぎ、6月1日にはソフトバンクグループ、6月12日にはAI需要期待でキオクシアHDが一時トップに立っていた。

:::writing{variant="document" id="58391"}企業価値の順位が大きく動くこと自体は市場の健全な競争の表れだが、今回の動きを単なる「日本経済復活」の象徴として歓迎するだけでは本質を見誤る。MUFGの時価総額上昇は、企業努力だけでなく、金利上昇という環境変化による追い風が大きく影響している。
長年続いた低金利政策からの転換で利益機会が広がる一方、住宅ローンや企業融資への負担増など、社会全体への影響も冷静に見る必要がある。
問題は、日本企業の評価が短期的な市場環境や期待感に左右されやすい構造にあることだ。持続的な成長には、金融政策頼みではなく、技術革新、生産性向上、人材育成を進める土台が不可欠である。
具体的には、企業は研究開発投資を強化し、政府は成長分野への支援制度を整え、金融機関は利益拡大だけでなく地域や中小企業への資金循環を重視すべきだ。時価総額の順位争いに浮かれる社会より、実際の暮らしや産業を豊かにする企業が評価される社会こそ望ましい。数字の勝利に満足する国ではなく、未来を生み出す力で勝つ国であるべきだ。:::
ネットからのコメント
1、MUFGの時価総額が42兆円を超えてトップに立ったというのは、一昔前の株価を知っている人間からすると隔世の感がありますね。PBR(株価純資産倍率)1倍割れの是正に向けた企業努力や、増配・自社株買いといった株主還元姿勢が、新NISAなどを含めた国内外の個人・機関投資家の資金を呼び込んでいる結果だと思います。
ソフトバンクG、キオクシア、そしてMUFGと、セクターを超えて首位が入れ替わるのは、それだけ日本市場にお金が循環している証拠。この勢いが一部の大型株だけでなく、日本の中堅・中小企業まで波及し、実体経済の賃上げや消費活性化という好循環に結びつくことを期待したいです。
2、銀行株といえば配当目的のディフェンシブ株でつまらないものと昔は思われていた。コロナ禍で爆下がりした時にリスクとって買った勢にとっては配当もとりながら株価も今やテンバガーを窺う勢い。防御が効きすぎなくらい効いてるな。
3、金融業が活況を呈するのは、経済が回っている証拠でもあり、いいことだと思います。あくまでも時価総額の話ではありますが、資本が国内投資に回り、国内企業が設備投資に金をかけ、雇用を産み、生産が国内回帰することを望みます。ただ、人手不足で労働者確保が困難になっていることが一番の問題です。今後、生産性の低いところから、高いところに人材が流れていくのでしょう。
4、株価はどうでも良いけど、高額な銀行員の給料そのままに、預けても増えない低金利に加え、店舗減、手数料の増、口座の各種特典の減、口座維持手数料など、経営が苦しいと改悪ばっかりして、心象は最悪なんだけど…。
ネット銀行も台頭して、正直、金利がある世界だからって、一位になるだけのポテンシャルあるんか?
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/916e3985d365504c1d63cfbe97c765a431647b31,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]