北中米3カ国で開催されたサッカーW杯で、米国代表FWバログンが決勝トーナメント1回戦でレッドカードを受け、本来は2回戦が出場停止となる予定だった。しかし、トランプ米大統領がFIFAに処分見直しを要求し、異例の執行猶予により出場が認められた。バログンは活躍できず、米国は敗退した。両親はナイジェリア出身で本人はロンドン育ちだが、米国の出生地主義により米国籍を取得。1868年制定の憲法修正第14条や、2023年の米国代表選択、さらに2025年6月の出生地主義を巡る連邦最高裁判断も改めて注目を集めた。

スポーツはルールの公平性が何より重要であり、政治権力が競技の裁定に影響を及ぼすような前例を作れば、大会そのものへの信頼は大きく損なわれる。今回の問題の本質はバログン個人ではなく、競技運営が外部からの政治的圧力を受け得る構造にある。
選手は勝敗で評価されるべきであり、政治的思惑の象徴にされるべきではない。再発防止には、①懲戒処分の審査手続きと判断基準を全面公開すること、②政治家や各国政府による競技運営への介入を明確に禁止する規定を強化すること、③独立した第三者機関による処分審査と監査制度を整備することが不可欠だ。ルールが権力で曲げられるなら、それはスポーツではなく政治劇である。競技を守るのは有名選手でも権力者でもない。誰に対しても等しく適用される公平なルールだけだ。
ネットからのコメント
1、ムバッペはフランスで生まれ育ちの人だが、両親はカメルーンとアルジェリアの人。フランスで生まれ育っているんだからフランス国籍もありフランス代表でいいという考え。 代表選手の中には代表になった国の国籍はあるが、その国にほとんど住んだことがないという人がたくさん。 モロッコ代表とかキュラソー代表とかカーボベルデ代表にはそういう人たくさんいるでしょう。 だから、国籍(二重国籍のうちの1つでもいい。)があればそこの国の代表選手になれるというのは問題ないと思う。
ただ、たまたま出国が困難になって滞在して出産した子にもアメリカ国籍付与されるというのはある意味すごいが、、。
2、世代別ではイングランド代表にも選出されているけど、プレミアでは結果を出せず、選択時点で(何なら現在でも)リーグアンでそこそこでしかない実績からすると、イングランドのフル代表に呼ばれる可能性はほぼ無い。ナイジェリアはアフリカ予選突破できるかどうか微妙、次のワールドカップはアメリカ開催でアメリカなら確実に出場できる。そりゃアメリカ代表を選ぶのが合理的。
3、日本は島国で移民もそこまで多くないし、二重国籍や「どの国を代表するか」で悩む人もあまり身近じゃないでしょ? 親の国籍、生まれた国、育った国が全部違うなんてケースも、そんなに多くないじゃないかな。でも欧州や北米だと、そういう背景を持つ選手は珍しくないんだよね。だから代表を選ぶのも、「どっちの国が好きか」だけじゃなくて、家族や育った環境、自分のアイデンティティなんかも全部ひっくるめた決断になるんじゃないかな。日本人は「結局どこの国の人なの?」って考えがちだけど、バログンみたいな選手は一つの国だけでは語れない存在なんだろうね。
この記事は、日本ではあまり実感しにくい多文化社会の価値観を知るきっかけになる話なんじゃないかな。
4、よく分かってない人が、ラグビーの国代表とサッカーの国代表とを混同してる人がいるが、ラグビーはそもそも出生地という枠組みを超えて他国代表チームに入るというのは全く珍しいケースではなく、むしろ普通です。それぞれのスポーツはその発展の過程でそれぞれの文化があるのです
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e97d6b5bad30c981580818c6a1812a3aa2d78c38,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]